HERZ(ヘルツ)のランドセルの口コミと特徴|ヌメ革の本格派・卒業後も使える大人デザイン

2026年度 HERZ(ヘルツ)ランドセル

ランドセル選びに迷っている方へ

HERZのような本革ランドセルに加えて、全国の人気ブランドを一括比較できるカタログ資料もぜひご活用ください。

デザイン・革の種類・価格帯などをまとめて見比べることで、納得のいくランドセル選びがしやすくなります。

HERZ(ヘルツ)は、1973年創業の老舗革鞄ブランドとして、東京・千駄ヶ谷の工房を拠点に、ランドセルをはじめとする鞄をすべて手作業で製作しています。

ランドセルにおいても、植物タンニンなめしのヌメ革を使用した手作りの一品として、多くの家庭から注目を集めています。

一般的な「学用品」としてのランドセルとは一線を画し、卒業後も普段使いできる“相棒”のような存在を目指してデザインされたHERZのモデル群。

本記事では、その素材・デザイン・実用性・口コミ・購入方法まで、HERZのランドセルの魅力を徹底解説していきます。

このページの目次

HERZ(ヘルツ)とは?|1973年創業・職人が手がける革鞄工房のランドセル

創業背景と工房主義のものづくり精神

HERZ(ヘルツ)は、1973年に東京・渋谷で創業された日本の鞄工房ブランドです。

一貫して「職人の手から生まれる鞄づくり」をモットーに掲げ、機械工程をできる限り排除し、裁断以外の工程をすべて職人が担う体制を守り続けています。

使い込むことで味わいが深まり、親から子へ、そして大人になっても使えるようなレザープロダクトを届ける姿勢は、ランドセルにもそのまま引き継がれています。

裁断以外は職人が一手に担う受注生産体制

HERZのランドセルは、注文ごとに制作する受注生産方式で、職人が1点ずつ丁寧に仕上げていきます。

革の選定・漉き・縫製・組立といった主要工程をすべて手作業で担っており、大量生産品にはない温もりと個体差を感じることができます。

ランドセルのほか、同素材で仕立てたシンプルな革製リュックやショルダータイプのラインナップも揃えており、「子どもっぽさに縛られないランドセル」を探している家庭にも人気です。

気になる点|重さ・納期・実店舗での体験に注意が必要

HERZのランドセルはフルレザー仕様で構造もシンプルな分、他ブランドと比べてやや重さを感じやすい傾向があります。

また、注文から納品まで2~3ヶ月以上かかる場合があるため、早めのスケジュールでの検討が必須です。

さらに展示会などの開催は行っておらず、基本的に直営店舗でしか実物確認ができないため、近くに店舗がない場合は購入前に実物を見られない点が不安材料になる家庭もあるでしょう。

事前に重さ・納期・試着環境についてしっかり確認しておくことが、納得のいく選び方につながります。

他ブランドも検討中の方へ

HERZ以外の人気モデルや注目ブランドを知りたい方は、最新ランキングも参考になります。

定番の高評価モデルや、デザイン性に優れたシリーズを一挙にチェックできます。


人気ランドセルランキングを見る

素材・デザインへのこだわり|植物タンニンなめしヌメ革と普遍的な美しさ

オリジナルタンニンなめしレザーで仕立てるランドセル

HERZのランドセルは、オリジナルのヌメ革(植物タンニンなめし)を採用しており、使用するほどに革の色や艶が深まる“経年変化”が楽しめるのが特徴です。

表面加工を抑えたナチュラルな質感は、革そのものの魅力を存分に味わうことができます。

人気の縦型半かぶせデザイン、その理由と魅力

HERZのランドセルの中でも特に人気なのが、「縦型半かぶせタイプ」のモデルです。

ランドセルの重厚感を保ちながらも、前面がスッキリとした印象で、大人でも違和感なく使えるデザインとして評価されています。

金具やステッチもミニマルに抑えられており、子どもが成長してからも長く使える、まさに“相棒”のような存在になるランドセルです。

A4・タブレット対応&卒業後も使えるサイズ感

ランドセル内寸はA4ファイルやタブレットにも対応する十分な容量を確保しており、学習指導要領に準拠した現代的なニーズにも応えています。

肩ベルトも身体にフィットする設計で、見た目のシンプルさ以上に実用性に優れた構造です。

カスタムカラー展開と経年エイジングの楽しみ

HERZでは、ナチュラル/キャメル/ブラック/チョコなど複数カラーの革が用意されており、注文時に選択可能です。

日光や使用環境によって色が徐々に深みを増していく様子は、「自分だけのランドセル」としての愛着を育ててくれます。

使い心地・メンテナンス性|手入れしやすく長く使える構造設計

簡単に扱えるお手入れ方法と革の経年変化

HERZのランドセルは、革本来の風合いを楽しめるヌメ革仕上げのため、使い込むことで色艶が深まる“エイジング”が最大の魅力です。

お手入れは定期的なブラッシングと乾拭きが基本。汚れが気になる場合は、専用のクリームで保湿することで革のひび割れを防げます。

過度なメンテナンスは不要で、自然な経年変化を楽しみながら愛用できるため、忙しいご家庭でも手間なく扱えます。

頑丈なつくりとメンテナンスで6年以上の使用も現実

HERZのランドセルは、しっかりとした革厚と芯材により、毎日の通学にも耐える堅牢なつくりになっています。

通常の6年間使用に加え、卒業後も日常のバッグとして使える耐久性を前提に設計されており、大人のユーザーからも高い支持を得ています。

修理が必要な場合は、HERZ直営店舗やオンラインでメンテナンス依頼が可能。長く使い続けられる点も安心材料のひとつです。

口コミ・評判|「大人っぽい」「ずっと使える」と高評価

素材やデザインへの愛着が口コミで広がる理由

実際に購入した家庭からは、「本革らしい質感が子どもも気に入っている」「大人でも持てるデザインなので、中学でも使いたいと言っている」といった声が寄せられています。

そのほか、「親もHERZファンなので、子どもにもHERZを選んだ」という、ブランド全体への信頼感をうかがわせる口コミも見られます。

長く使える安心設計に対する信頼の声

6年間の通学にとどまらず、「卒業後は通学リュックや通勤バッグとして使いたい」という意見も多く、耐久性や普遍的なデザインが高く評価されています。

また、HERZの直営店ではランドセルの実物を確認できるため、「スタッフの対応も丁寧で安心して選べた」という信頼の口コミも目立ちます。

気になる点|重さと価格、使用シーンの個人差に注意

HERZランドセルの口コミには、「他ブランドと比べて重いと感じた」「1年生にはまだ負担が大きいかも」という声も少数ながら見られます。

また、本革+手仕事ゆえの価格帯の高さに戸惑う保護者も一部おり、「他ブランドの倍近くするため、購入には迷った」という意見もありました。

さらに、「見た目がシンプルすぎて、子どもには物足りなさがあった」というように、デザイン性の受け止め方は家庭によって異なる点にも注意が必要です。

おすすめする家庭像|長く愛せるランドセルを求めるご家庭に最適

大人になっても持てるランドセルを選びたい家庭

子どもの6年間に限らず、中学以降や大人になっても使えるデザインを希望するご家庭にとって、HERZのランドセルは非常に相性が良い選択肢です。

「使い捨てではなく、育てていくランドセル」を探している方には特におすすめできます。

使うほど愛着が湧く革製品を選びたい方に

一般的な合皮モデルとは異なり、革の経年変化を楽しみながら長く付き合える点は、HERZならではの魅力です。

「使い手の個性が表れるものを持たせたい」「モノを大切にする習慣を身につけさせたい」といった教育的な視点から選ばれるケースも多く見られます。

購入方法とサポート

公式通販・店舗など利用しやすい購入チャネル

HERZのランドセルは、公式オンラインショップに加え、東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の直営店舗で注文・試着が可能です。

一部モデルは店舗にて常設展示されており、手にとって革の質感や重さを確かめることができます。

実物を見てから決めたい方へ

HERZは全国の直営店舗で試着できます。

他ブランドのランドセルと比較したい方は、主要ブランドの展示会情報もぜひご確認ください。


ランドセル展示会情報を見る

修理やメンテナンス、エイジング相談にも対応可能

HERZでは、購入後の修理相談や革のお手入れに関するサポートも行っています。

特に、エイジングによる革の変化を楽しみたい方向けに、定期的なメンテナンス案内や、製品ごとの特性に応じた相談対応があるのも安心です。

まとめ|デザインと経年美にこだわるならHERZランドセル

HERZのランドセルは、本革の魅力と職人の手仕事が融合した唯一無二の存在です。

シンプルながらも6年間+αで使える設計と、革のエイジングを楽しむ文化が根付いており、所有する喜びを感じられる逸品となっています。

「長く愛せるランドセルを子どもに贈りたい」そんな想いを持つご家庭には、HERZのランドセルをぜひ一度チェックしてみてください。


監修者 長谷川弘幸(イラスト)
監修者
長谷川 弘幸
ランドセルの通知表編集部の監修者。2012年からランドセル業界の取材・記事監修を担当。
展示会レポート、ブランドインタビュー、購入レビュー等実績多数。