小学校の転校手続きガイド|引越し時に必要な書類・注意点・ベストな時期まとめ

小学校の転校手続きと準備書類まとめ

転勤や引っ越しなどで小学校を転校することになった場合、「何から手続きを始めればいいの?」「必要書類は?」「ランドセルや学用品はそのまま使える?」と不安に感じる保護者も多いのではないでしょうか。

小学校の転校では、現在通っている学校や市区町村役場での手続きに加え、転校先の学校への提出書類など、いくつかの準備が必要になります。

特に年度途中の転校では、できるだけ早めに情報収集を行うことが大切です。

この記事では、小学校の転校手続きの流れや必要書類、注意点をわかりやすく解説します。

転校後のランドセルや学用品の準備についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ランドセル専門監修者 長谷川弘幸
監修:ランドセルの通知表 編集部
長谷川 弘幸
2012年から業界取材を続けるランドセル専門家。展示会レビューや購入者調査を通じ、公平な視点で情報を発信。

小学校の転校手続きの流れ

小学校の転校手続きは、基本的に「現在通っている学校」「役所」「転校先の学校」の3か所で行います。

転校先が同じ市区町村内か、他の市区町村かによって必要な書類や手続きは多少異なりますが、大まかな流れは共通です。

まずは全体の流れを把握しておくことで、手続き漏れや書類不足を防ぎやすくなります。

現在通っている学校で行う手続き

転校が決まったら、まず現在通っている学校へ連絡します。

学校では在学証明書や教科書給付証明書など、転校に必要な書類を発行してもらいます。

学校によっては転校届の提出が必要になる場合もあるため、早めに相談しておくと安心です。

役所で行う手続き

公立小学校へ転校する場合は、役所での手続きも必要です。

同じ市区町村内であれば転居届、他の市区町村へ引っ越す場合は転出届・転入届を提出します。

その後、転校先の学校へ提出する「転入学通知書」を発行してもらいます。

転校先の学校で行う手続き

最後に、転校先の学校へ必要書類を提出します。

在学証明書や教科書給付証明書、転入学通知書などを提出することで、正式に転校手続きが完了します。

学校によっては事前面談や説明が行われる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

ケース別|転校手続きの進め方

転校手続きの基本的な流れは共通していますが、引っ越し先や学校の種類によって必要な手続きが異なります。

特に同じ市区町村内の転校と、市外・県外への転校では役所での手続きが変わるため注意が必要です。

ここではケースごとの手続き方法を詳しく解説します。

同じ市区町村内で転校する場合

同じ市区町村内で転校する場合は、現在の学校で必要書類を受け取り、役所で転居届を提出した後に転入学通知書を発行してもらいます。

その後、転校先の学校へ必要書類を提出すれば手続きは完了です。

市区町村が変わらないため、比較的スムーズに手続きを進めることができます。

他の市区町村へ転校する場合

市外や県外へ引っ越す場合は、現在住んでいる自治体で転出届を提出し、新しい自治体で転入届を提出する必要があります。

転入後に発行される転入学通知書と、現在の学校から受け取った書類を転校先へ提出することで手続きが完了します。

引っ越しシーズンは役所が混雑することも多いため、余裕を持って準備を進めましょう。

私立小学校へ転校する場合

私立小学校への転校は、公立小学校とは手続きの流れが異なります。

学校ごとに編入条件や受け入れ時期、試験や面接の有無が異なるため、まずは希望する学校へ直接問い合わせることが重要です。

必要書類も学校によって異なるため、事前に確認した上で準備を進めましょう。

転校してもランドセルはそのまま使える?

転校が決まると、「ランドセルも買い替えた方がいいの?」と心配になる保護者の方もいます。

しかし、基本的にランドセルは転校後もそのまま使用できます。

日本全国のほとんどの小学校では、ランドセルのメーカーやデザインについて細かな指定はありません。

そのため、現在使っているランドセルを引き続き使って問題ないケースが一般的です。

実際に転校を経験した子どもの多くが、これまで使っていたランドセルをそのまま使用しています。

新しい学校へ移る際も、ランドセルが原因で困ることはほとんどありません。

ランドセルを買い替える必要があるケース

基本的には買い替え不要ですが、次のような場合は新しいランドセルを検討する家庭もあります。

  • ランドセルが大きく破損している
  • 卒業まで使うのが難しいほど劣化している
  • 本人が強く買い替えを希望している
  • 海外や私立校などで指定の通学かばんがある

特に小学校高学年での転校であれば、残りの使用期間も短いため、そのまま使い続けるケースがほとんどです。

転校を機にランドセルを変えるときの注意点

転校をきっかけにランドセルを買い替える場合は、まず学校に指定の通学かばんがないか確認しておきましょう。

また、子ども自身の気持ちも大切です。

環境の変化による不安が大きい時期だからこそ、ランドセルを変えることで前向きな気持ちになれる子もいれば、慣れ親しんだランドセルを使い続けたい子もいます。

保護者だけで判断せず、本人の希望も聞きながら決めることをおすすめします。

ポイント

転校してもランドセルは基本的にそのまま使えます。

買い替えが必要になるケースは少ないため、まずは新しい学校のルールを確認し、子どもの気持ちを優先して判断しましょう。

手続き以外の準備について

小学校の転校時に必要な学用品と持ち物リスト

小学校の転校は書類や手続きだけでなく、学用品の準備なども必要となってきます。学校によって教科書や体操服なども違うため、新しく準備しなおさなくてはなりません。

また、転校に当たって、色々な人への挨拶回りも大切です。では具体的にどんな準備が必要になるのか、詳しく見ていきましょう。

学用品の準備

まずは学用品の準備です。新しく通う学校に必要な物を確認し、登校までに揃えておく必要があります。

公立小学校の場合、教科書は学校から支給されるので用意する必要はありませんが、体操服や上靴、体育館シューズなどは学校の指定するものに変えなければなりません。

学校指定の必需品を販売しているお店は小学校周辺に限られてしまっているので、引っ越し後に購入するのが一般的ですが、直前でばたばたしないためには、あらかじめどこに売っているのかを聞いておくことがおすすめです。

小学校で必要な学用品(ランドセル除く)はおよそ2万円前後です。ただでさえ引っ越しでお金が必要なのに、新しい学用品を揃えるのは結構な痛手ですよね。

少しでも無駄をなくすために、現在の学校で使っているものを代用できるかどうか聞いてみることも一つの手です。

通っていた小学校などへの挨拶回り

転校する際、通っていた小学校への挨拶回りは欠かせません。

担任の先生や校長先生などに挨拶をして回りましょう。近隣で登下校を見守ってくれていた方やお世話になった人への挨拶も忘れないようにしましょう。

手土産を持って行くことが一般的ではありますが、値段よりも気持ちなので、それほど高価なものを用意する必要はありません。

それよりも、相手に迷惑にならない時間帯を選んで挨拶に行くという気遣いが大切です。

また、クラスでお別れ会などを開いてくれる場合があるので、その場合はクラスのみんなにちょっとした贈り物とメッセージを用意することがおすすめです。

これも値段は関係ないので、安価でも心のこもったものを人数分用意してあげましょう。

転校先や引っ越し先への挨拶回り

通っていた学校だけでなく、新しい学校への挨拶回りも大切です。これからお世話になりますという思いを込めて、担任の先生や校長先生に挨拶をしておきましょう。

この時、子供も一緒に連れていってあげると、先生に覚えてもらいやすくなります。また子供自身も新しい先生や学校の雰囲気などが把握できるのでおすすめです。

学校行事の確認

転校する時期が新学年と同時であれば問題ないのですが、学年の途中で転校するという場合は、学校行事も確認しておきましょう。

学校によっては運動会が春に行われたり秋に行われたりと様々ですし、野外学習の時期も違います。

前の学校で春に運動会をしたのに、転校後に再び運動会があるなんてことも起こってしまいます。

まだ学校に慣れていない時に突然大きな行事があるのは子供のストレスにもつながりますので、事前に学校行事を把握して、心構えをさせてあげることが大切です。

転校する時期やタイミングはいつがベスト?

転校する時期やタイミングはいつが良いのでしょうか。

もちろん、仕事の都合で時期を選べないという場合もあるかもしれませんが、子供のことを考えると、転校に向いている時期と向いていない時期があります。

また手続きをしてから転校するまでのタイミングなども大切です。

手続きが終わっていないければ登校することができないので、手続きと引っ越しの時期を間違わないようにしましょう。

「手続き」からみた最適なタイミング

まずは手続きから見たタイミングを解説していきます。新しい学校への登校が可能になるのは、転入学通知書を受け取ってからです。

これがなければ転校ができないので、引っ越しの時期と転入学通知書を受け取る時期を合わせなくてはなりません。

同一市区町村に引越す場合は、すぐに転入学通知書を受け取ることができるのでいいのですが、他の市区町村へ引越す場合は、引っ越し前と引っ越し後の二か所で手続きが必要となります。

引っ越し14日前から転出届を提出し、引っ越し後14日以内に転入届を提出することで転入学通知書を受け取ることができます。

引っ越し後はできるだけ早く手続きをしてあげないと、引っ越してもしばらく学校に通えないという時期ができてしまいます。スムーズに転校できるように、手続きは早めに済ませましょう。

「子供の立場」でみた最適なタイミング

子供の立場で考えると、転校のタイミングで最もベストなのは新学年になる4月です。皆が新しいクラスになったばかりで、全員がまだ慣れていないのでなじみやすくなります。

また、転校はできるだけ低学年のうちにするというのも大切です。

低学年であれば、まだ仲良しグループが確立されていないので、転校後もスムーズに友達を作ることができますが、高学年になるとすでにグループが出来上がっているので、仲間に入れてもらいづらくなります。

「親の立場」でみた最適なタイミング

子供だけでなく親の立場からもタイミングは大切です。特に母親はママ同士の付き合いもあるので、できるだけタイミングよく転校することが望ましくなります。

一番最適なのは、やはり新学年に上がる時です。クラスが変わってママ同士もまだ慣れていないというのと、PTAなどの役員も決まっていないので、行事にも参加しやすくなります。

また親の立場からしても、低学年のうちに転校する方がなじみやすいという傾向にあります。

高学年になってしまうとママ同士もグループができてしまっているので、ママ友を作りにくいというデメリットがあります。

子供の気持ちを第一に考えよう

転勤、引っ越し、各種手続きなど、大人もやることが多くて大変な時期ではありますが、一番に子供の気持ちを考えてあげることが大切です。

新しい環境で新生活を始めることは大人でも怖い事ですが、経験や知識の浅い子供にはもっと怖い事です。

仲の良かった友達や慣れ親しんだ学校と別れ、誰も知らない慣れない学校に通うという事は、相当なストレスとなってしまいます。

少しでも早く新しい学校になじめるように、最大限のサポートをしてあげること。

また、困ったときはいつでも親を頼ることができるように、子供の話をしっかりと聞いてあげることと、子供の状況を良く観察して把握してあげましょう。