ランドセルで髪の毛が挟まる原因と対策|女の子におすすめの髪型・工夫まとめ

ランドセルに髪の毛が挟まらないようにするには?

女の子がランドセルを背負うときに意外と多いのが、「髪の毛が背カンや金具に挟まって痛い」というトラブルです。

特にロングヘアやミディアムヘアの場合、登下校中に髪が背中に垂れてランドセルと干渉しやすく、毎日の通学がストレスになってしまうこともあります。

この記事では、ランドセルで髪が挟まる原因とその防止策を整理し、通学時に快適に背負えるおすすめの髪型やヘアアクセサリーを紹介します。

ちょっとした工夫で子どもの負担を減らし、安心して通学できる環境を整えましょう。

ランドセルで髪の毛が挟まる主な原因

  • 背カンの隙間や金具部分に髪が入り込む:ランドセルの構造によっては、背カンと本体の間に髪が引っかかりやすくなります。特に古いタイプのランドセルや金具がむき出しのモデルでは注意が必要です。
  • 髪が長く背中に垂れてランドセルと干渉する:ロングヘアの女の子は、歩いていると髪がランドセルの背面やベルトに絡み、挟まれる原因となります。風が強い日や動きの多い通学路ではさらにトラブルが増えがちです。
  • 汗や静電気で髪がランドセルに張り付く:夏場は汗で髪が背中やランドセルにくっつきやすく、冬場は静電気で髪が浮き、金具やベルト部分に吸い寄せられることがあります。季節によって起こりやすいトラブルも異なります。

髪の毛が挟まらないための工夫

おすすめの髪型

通学時にはまとめ髪スタイルにするだけで、髪の毛がランドセルに挟まるリスクを大きく減らせます。

代表的なのはポニーテール・三つ編み・お団子で、特に高い位置で結ぶポニーテールやしっかり編み込んだ三つ編みは髪が背カン部分に触れにくくなります。

お団子ヘアにすれば首元やランドセルの金具にかかる髪がほとんどなくなり、見た目もすっきりします。

毎日の登下校を快適にするには、髪の長さや子どもの好みに合わせて無理なく続けられる髪型を選ぶことが大切です。

便利なヘアアクセサリー

髪型とあわせて、ヘアアクセサリーを活用することも効果的です。

髪をしっかりまとめられるシュシュ太めのヘアゴムは、通学中にほどけにくく安定感があります。

ヘアバンドを使えば前髪やサイドの髪もまとめられ、風の強い日でも髪が広がりにくくなります。

シンプルなヘアクリップを併用するのもおすすめで、ランドセルに干渉しやすい襟足の髪を固定しておくと安心です。

デザイン性だけでなく通学に適した実用性を重視して選ぶことで、毎日のストレスを減らせます。

ランドセル側でできる工夫

髪型やアクセサリーで工夫しても、ランドセルの構造そのものが原因になっている場合もあります。

ランドセルの背カンの種類や金具の形状によっては髪が引っかかりやすくなるため、製品選びや後付けの工夫も重要です。

背カンの種類を確認

ランドセルを背負うときの重要なパーツである背カンは、肩ベルトの角度や可動範囲を決める金具部分です。

近年のモデルに多い立ち上がり背カンフィット式背カンは、ベルトが自然な角度で立ち上がり、背中にフィットしやすい設計になっているため、髪が金具に挟まるリスクを軽減できます。

一方で古いタイプの背カンや固定式の金具は隙間が多く、髪の毛が入り込みやすい傾向があるため注意が必要です。

ランドセルを選ぶ際には、背カンの形状や可動性もチェックしておきましょう。

カバーやパッドの利用

背カンや金具部分に専用カバーやパッドを取り付けることで、摩擦や引っかかりを減らすことができます。

市販のランドセル用パッドや、通気性を高める背当てカバーを使えば、髪の毛が直接金具に触れるのを防げるだけでなく、背中の蒸れ対策にもなります。

また、金具部分に薄い布を巻いて簡易的にカバーするだけでも効果があります。ランドセルの構造上どうしても髪が挟まりやすい場合には、こうした補助アイテムを取り入れて快適性を高めましょう。

まとめ|髪型とランドセルの工夫で快適な通学を

ランドセルに髪の毛が挟まるのは、背カンや金具の構造と、髪型・髪の長さの両方が関係しています。

ポニーテールや三つ編みなどのまとめ髪にする、シュシュやヘアゴムで固定する、さらに立ち上がり背カンやフィット式背カンのランドセルを選ぶなど、複数の工夫を組み合わせることでトラブルは大きく減らせます。

毎日の通学が快適になるよう、髪型とランドセルの両面から対策を取り入れて、子どもが安心して学校生活を送れる環境を整えていきましょう。


監修者 長谷川弘幸(イラスト)
監修者
長谷川 弘幸
ランドセルの通知表編集部の監修者。2012年からランドセル業界の取材・記事監修を担当。
展示会レポート、ブランドインタビュー、購入レビュー等実績多数。