さんぽセルの値段・購入方法|警告の声も?実際の安全性をチェック

さんぽセル

さんぽセルは、ランドセルをキャリーケースのように引いて運べる補助グッズとして注目を集めています。

登下校時の荷物の重さが社会問題化するなか、小学生の負担軽減を目的として開発され、テレビやSNSでも大きな話題になりました。

一方で、「本当に必要なの?」「安全性は大丈夫?」「甘やかしでは?」といった賛否の声があるのも事実です。

近年では「ランドセル症候群」という言葉も広まり、ランドセルの重量や通学負担への関心が高まっています。

この記事では、さんぽセルの仕組みやメリット・デメリット、実際の評判、ランドセルの重さ問題との関係についてわかりやすく解説します。

ランドセル専門監修者 長谷川弘幸
監修:ランドセルの通知表 編集部
長谷川 弘幸
2012年から業界取材を続けるランドセル専門家。展示会レビューや購入者調査を通じ、公平な視点で情報を発信。

さんぽセルの値段と特許の取得内容

さんぽセルって名前は聞いたことがあるけど、どんなものなのか分からない人もいるかと思います。

まず最初にさんぽセルについて簡単にまとめた後に、メリットデメリットを紹介していきます。

さんぽセルとは?どこの会社が製造しているの?

さんぽセル

商品名 さんぽセル
製造元 株式会社悟空のきもち THE LABO
価格 5,940円
重量 280g
特徴
  • 国内の縦型ランドセルに取り付けできる
  • タイヤが消耗したら交換可能
  • 軽量で耐久性もあり
  • 取り付けは1分、伸縮は10秒
URL https://the-labo.com/sanposeru.html

さんぽセルは、ランドセルに取り付けて使用するものです。

荷物で重くなったランドセルを引っ張って運ぶことができ、取り付けたまま背負うこともできる商品です。

さんぽセルを販売しているのは、株式会社悟空のきもち THE LABOです。

悟空のきもち THE LABOは、子供たちのアイデアなどを聞き出して製品化する取り組みをしており、さんぽセルの他、化粧品やパンなども商品として販売しています。

さんぽセルは特許出願済みで、一時在庫薄で入荷待ちとなることもありました。

さんぽセルのメリット

さんぽセルのメリットとしては、ランドセル症候群の改善につながると考えられます。

ランドセル症候群とは、腰痛や姿勢悪化などの健康被害のことで、小学生の約3分の1が抱えていると言われています。

公式サイトでは、さんぽセルを使用してランドセル引く場合、背負っている時と比べると85~95%程度体への負担が軽減されると記載されており、ランドセル症候群の改善が期待されます。

ちなみに今の子どもは、脱ゆとり教育の影響で教科書の量が増え、さらに学校教育のICT化によりタブレットやノートパソコンを持ち運ぶケースも増えています。

ちなみに、2002年と2018年の8科目の教科書の重さを比較すると、以下のように1㎏以上重くなっていることが分かります。

教科書重さ比較

※東海テレビ「NEWSONE」より引用

そのため、荷物で重くなったランドセルを背負っている現代の子供たちは、ランドセル症候群と呼ばれる症状に悩まされています。

なお、さんぽセルは全ての縦型のランドセルに取り付けられるようにスリムな形状で作られていて、95~150㎝までの身長に適応しています。

自在に伸縮できるので、状況に応じてランドセルを背負う、引くが簡単にできます。

さんぽセルはなぜ批判される?賛成・反対の意見を整理

さんぽセルは発売当初からSNSやニュースで大きな話題となりましたが、その一方で「便利そう」という声と「危険ではないか」という声の両方が見られます。

実際には賛成派・反対派それぞれに理由があり、一概に良い・悪いと判断できる商品ではありません。

まずは賛成派の意見から見てみましょう。

賛成派の意見

  • 重いランドセルを背負わずに済む
  • ランドセル症候群対策になる
  • 体力の少ない低学年でも負担を減らせる
  • タブレット導入で重くなった通学荷物に対応できる

近年は教科書に加えてタブレットや水筒などを持ち歩くことが多く、通学時の荷物が重くなっています。

そのため「子どもの負担を少しでも減らしたい」という保護者からは肯定的な意見も多く見られます。

反対派の意見

  • 片手がふさがって危険ではないか
  • 転倒した際に手をつけない可能性がある
  • 段差や側溝でタイヤが引っ掛かる恐れがある
  • 雨の日は利用しにくい
  • 混雑した通学路では周囲の迷惑になる可能性がある

特に安全面を心配する声は多く、通学路の状況によっては使いにくいケースもあります。

また、舗装されていない道路や雪の多い地域では十分な効果を発揮できない可能性もあります。

編集部の考え|通学環境によって評価は変わる

さんぽセルは全ての子どもに向いている商品ではありません。

しかし、荷物が重い通学環境で舗装された歩道が整備されている地域では、負担軽減につながる可能性があります。

一方で、坂道が多い地域や交通量の多い通学路、段差が多い場所では使いにくい場合もあるでしょう。

重要なのは「良い・悪い」で判断するのではなく、自分の子どもの通学路や生活環境に合うかどうかを確認したうえで検討することです。

知ってる?ランドセルの体感重量を軽くするコツ

このブロックでは、ランドセルの体感重量を軽くするコツについてまとめます。

さんぽセルを使用する場合でも、ランドセルを背負うケースがあるので、ぜひ参考にしてもらえばと思います。

軽くするコツは2つ。1つは「ランドセルを正しい位置で背負う」。もう1つは「軽く感じる工夫をしているランドセルを購入する」です。

ランドセルを正しい位置で背負う

実は、ランドセルを正しく背負うことによって体への負担を減らすことができます。

セイバンランドセル正しい背負い方

※セイバンより引用

特にチェックして欲しいのが、以下の2点です。

  • 肩ベルトの取り付け位置
  • 背中の隙間の確認

ランドセルの上部が肩ベルトより高い位置にあればOK。低いと重心が下がってしまい、仮に同じ重さのランドセルを背負っていたとしても体感的には重く感じてしまうでしょう。

ランドセルと背中の間に隙間がないかも要チェック。

隙間があると、後ろに引っ張られてしまい重く感じてしまうので、肩ベルトで調節して密着させるとランドセルが背負いやすくなります。

ちなみに肩ベルトは、厚着になる冬、反対に薄着になる夏の2回は、調整が必要となりますので必ずチェックしてあげてください。

軽く感じる工夫をしているランドセルを購入する

これからランドセルを購入する人は、体への負担を減らして軽く感じる機能があるランドセルを探すことも大切です。

このような工夫は多くのブランドで行っていますが、中でも大手の「セイバン」、工房系の「黒川鞄」「カバンのフジタ」では、アンケートや実験結果を元に、どれだけ軽く感じるのかを紹介しており信頼度が高いです。

ちなみに「セイバン」のランドセルには、画像のように肩ベルトの付け根部分に、はねの形の樹脂素材「天使のはね」を内蔵。

「天使のはね」はランドセルが肩にフィットするような役割があり、正しい位置で背負えるようサポートしてくれます。

セイバン肩ベルト天使のはね

またセイバンが小児科医100人に、「セイバンのランドセルを他の人に勧めたいと思いますか?」とアンケートを実施したところ、98%の医師が「勧めたい」と回答しています。

セイバン小児科医アンケート結果

推奨できる理由としては、先ほど紹介した「天使のはね」による軽減効果の他に、子ども達の姿勢や健康についても考慮されているとの意見がありました。

先ほど紹介した3社以外でも多くのブランドで、体にかかる負担を軽減する工夫を行っています。

実際に1,100gと1,200gのランドセルを比べた場合、1,200gの方が体感的には軽く感じるというケースもあるので、数字だけで判断せず、実際の背負い心地を試してみることをおすすめします。

さんぽセルのシリーズ品「さんぽロック」とは?

さんぽロック

小学生やその保護者だけではなく、世間にも知られるようになった「さんぽセル」。同じ会社が「さんぽロック」という商品を販売しています。

学校の机に入るサイズの鍵付きのロッカーで、置き勉をしても中身を盗まれたりいたずらされたりする心配がありません。

さんぽロック設置イメージ

さんぽロックは、磁石を用いて取り付け可能。磁石がついているため、さんぽロックの中に物が入ったままの状態だと机から外せなくなっています。

置き勉が推奨されていますが、紛失やいたずらの可能性があるせいで、学校側が認めてくれないケースも多いです。

ですがさんぽロックがあると紛失等の問題を解決できるため、置き勉を認めてくれるようになるかと思います。

現在、置き勉が禁止されている場合は、購入前に先生と相談してみてください。

もちろん置き勉を許可している学校の場合でも、自分の教科書などを守れるので安心感が増します。

税込み価格が1,980円で、本体や南京錠のほかに、準備カードも付属しています。

まとめ

さんぽセルは、荷物で重くなったランドセルを何とかしたいと思い開発された商品で、メリットもあれば当然デメリットもあります。

購入を検討する場合は、後悔しないようしっかりデメリットや注意点を確認しておくことをおすすめします。

また、ランドセルを正しく背負うための肩ベルトの調整も、なるべく意識しておきましょう。

最低年2回の調整が必要となりますが、子どもの成長は早いので、なるべくこまめにチェックしてあげるとよいでしょう。