ランドセルのお手入れや掃除方法に関しては、
「【保存版】ランドセルのお手入れ、お掃除方法まとめ」で解説しましたが、
素材ごとに異なる注意点もあります。
このページでは、「クラリーノ」素材を使ったランドセルについて、
主な注意点をまとめたので参考にしてください
クラリーノのお手入れについて
ランドセルに使われている素材として、
牛革が「本革」と呼ばれるのに対し、クラリーノは「人工皮革」と呼ばれています。
クラリーノは化学繊維などを使い革に似せて作った素材なので、いろいろと応用できます。
例えば耐久性をさらに高めたもの、手触りや質感を牛革に限りなく近くしたものなど、
様々な種類のクラリーノが作られています。
そんなクラリーノですが、共通して「水濡れに強い」という特徴があり、
牛革の弱点を補っています。
クラリーノのお手入れ方法は牛革と比べて簡単ですが、
ポイントがあるので、順番にチェックしていきましょう。
雨に濡れたときのお手入れ方法
クラリーノランドセルが雨に濡れた場合ですが、
牛革よりも雨濡れに強く撥水加工されている場合が多いので、
そこまで敏感になる必要はありません。
ランドセルが雨に濡れてしまった時でも、
柔らかく乾いた布で表面の水滴を拭き取るぐらいのお手入れで十分。
ただし熱には弱いので早く乾かす目的で、ドライヤーなどを使うのはNGです。
革用クリームなどのお手入れは一切不要
牛革ランドセルの場合、月に一度のペースで、
革用クリームなどを使ったお手入れ・保護が必要になりますが、
クラリーノランドセルの場合、特別なお手入れは不要です。
クラリーノに革用クリームなどを使うと、
逆に人工皮革がダメージを受けて劣化して、
ひび割れなどの原因になってしまうので注意してください。
傷やこすれなどの物理的なダメージには弱い
お手入れも簡単で、水濡れにも強いとなれば、
クラリーノは牛革よりも良い素材と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。
クラリーノが牛革にどうしてもかなわないのが耐久性で、
特に傷や破れ、折れ曲がりに対してはクラリーノは弱いです。
そのため、お手入れの際にも布でゴシゴシと強くこすったりするのはもちろん、
ブラシなどを使うのも控えるようにしましょう。
クラリーノはなるべく傷やこすれがつかないようにするのがポイントなので、
日頃からランドセルカバーで保護するなどの対策をしておくのがおすすめです。
手間はかからないがダメージによる劣化に注意
クラリーノ(人工皮革)はランドセル素材の中でも、
お手入れは簡単な素材です。
最近では耐久性も上がってきているため、
日頃から汚れをきちんと拭うように気をつけていれば長持ちします。
ただし、牛革などは日頃から適切なケアをしていれば、
長く使うほどに味がでて使いやすくなりますが、
クラリーノは基本的には劣化していくだけです。
素材としての耐久度は、牛革やコードバンには及びませんので、
日頃から大事に扱うのがポイントです。
クラリーノ素材の特徴やおすすめモデルに関しては、
以下で解説しているので、ぜひ参考にしてください。