ランドセルカバーは必要?メリット・デメリットとおすすめ選び方ガイド

2026年版 ランドセルカバーはどれがおすすめ?男女別の選び方、作り方

ランドセルを購入すると、次に気になるのがランドセルカバーを付けるべきかどうかという点です。

カバーは「本当に必要?」と迷う家庭が多いアイテムですが、傷や汚れを防いだり、防水性を高めたりと便利な役割があります。

一方で、蒸れやすさやデザインが隠れるといったデメリットもあるため、家庭の考え方や子どもの使いやすさに合わせて選ぶことが大切です。

この記事では、ランドセルカバーのメリット・デメリットを解説し、種類や選び方のポイントも紹介します。

入学準備まとめ防犯ブザーなど子供の安全対策とあわせて確認しておくと、入学前の準備がさらに安心になります。

ランドセルカバーは必要?付ける家庭が増えている理由

傷や汚れを防ぐメリット

ランドセルは6年間使う大切な学用品だからこそ、表面に傷や汚れがつくのを防ぐためにカバーを付ける家庭が増えています。

特に牛革やコードバンなど本革モデルは、雨や擦れに弱いため透明カバーで保護するのが定番です。

また、兄弟姉妹で使い回す予定がある家庭や、中古買取を検討している場合も、カバーを付けることで状態をきれいに保てるというメリットがあります。

防水・雨対策としての役割

梅雨や台風シーズンなど雨の日が続く時期は、ランドセルの素材が水分を吸収してシミや劣化の原因になることもあります。

ランドセルカバーは防水加工が施されているものが多く、雨の日の通学でも安心感があります。

特に人工皮革のモデルは耐水性が高い一方で、縫い目やフチから水が染み込むことがあるため、防水カバーを併用するとより効果的です。

視認性アップで防犯効果も

最近では反射材付きのランドセルカバーも登場しており、暗い道や夕暮れ時の視認性を高める役割があります。

車や自転車から子どもを見つけやすくなるため、事故防止や防犯面でも効果的です。

特に冬場は日没が早くなるため、夜道や夕方の帰宅時間に安心。ランドセル本体に反射材がない場合は、カバーで補う家庭が増えています。

詳しい安全対策については光るランドセル特集もあわせてチェックしてみてください。

ランドセルカバーのデメリットも知っておこう

蒸れやすく、通気性が下がる

ランドセルカバーを付けると、本体とカバーの間に空気がこもりやすくなります。

その結果、湿気や蒸れによって内部にカビが発生するリスクがあります。特に梅雨や夏場は注意が必要です。

通気性を確保するためには、定期的にカバーを外して風通しの良い場所で乾燥させることが大切です。

デザインが隠れる・個性が出にくい

お気に入りのランドセルを選んでも、透明以外のカバーを付けると色やデザインが隠れてしまうことがあります。

せっかくのブランドロゴやステッチのデザインが見えなくなる点はデメリットです。

特に工房系ランドセルはデザイン性が高いため、見た目を活かしたい場合は透明カバーを選ぶと良いでしょう。

サイズや形が合わない場合がある

ランドセルのサイズや形状はメーカーによって微妙に異なるため、カバーが合わずにたるむ・外れやすいといったトラブルが起こることがあります。

購入前には必ず寸法を確認し、ブランド公式の専用カバーやサイズ表記が明確な商品を選ぶことをおすすめします。

ランドセルカバーの種類と特徴

透明カバー|デザインを活かしたまま使える

もっとも人気が高いのが透明タイプのカバーです。

ランドセルの色やデザインをそのまま活かせるため、購入した時の見た目を損なわずに保護できます。

防水・防汚機能があるものが多く、日常的に安心して使える点もメリットです。

デザインカバー|キャラクターや柄を楽しめる

子どもの好みに合わせてキャラクターや柄が入ったカバーを選ぶ家庭もあります。

季節ごとにデザインを変えることで、気分をリフレッシュできるのも魅力です。

ただし、学校によってはキャラクターものを禁止している場合もあるため、使用可否を確認しておく必要があります。

反射材付きカバー|暗い夜道で安心

反射材が付いたカバーは、暗い道や夕方の帰宅時に車や自転車からの視認性を高めます。

通学路に街灯が少ない地域や、帰宅時間が遅くなる習い事がある家庭におすすめです。

ランドセル本体に反射材がない場合は、カバーで補うことで防犯や事故防止の効果が期待できます。詳しくは光るランドセル特集も参考にしてください。

ランドセルカバーの選び方ポイント

サイズとランドセル形状に合わせる

ランドセルカバーを選ぶときは、まずサイズが合っているかどうかを確認することが大切です。

ブランドやモデルによって高さ・横幅・マチの大きさが異なり、少しの誤差でもカバーが浮いたり外れやすくなります。

最近は「キューブ型」「学習院型」など形状に違いがあるため、購入前にランドセルの型と寸法をチェックしましょう。

特に工房系ブランドは専用カバーが販売されていることが多いため、まずは公式サイトを確認するのがおすすめです。

素材・防水性・耐久性をチェック

カバーの素材はビニール系・PVC・ポリエステルなどがあります。

防水性が高いタイプなら雨の日も安心ですが、厚みがあると蒸れやすくなるため、通気性とのバランスを考えて選ぶ必要があります。

また、毎日使うものなので耐久性も重要。縁部分の縫製がしっかりしているものや、長期間使っても劣化しにくい素材を選ぶと安心です。

学校指定や使用ルールを確認する

一部の学校では「透明カバーのみ可」「キャラクター柄は禁止」などのルールがあります。

せっかく購入しても使えなければ無駄になってしまうため、事前に学校で確認しておきましょう。

安全性を重視する場合は、防犯ブザー光るランドセルとあわせて活用すると、防犯効果をさらに高められます。

ランドセルカバーはどこで買える?購入方法まとめ

ランドセルカバーは以下の方法で購入できます。

  • 実店舗:イオン、百貨店、文具店などで取り扱いがあり、実際にランドセルに合わせてサイズ感を確認できるのがメリット。
  • ネット通販:楽天市場やAmazon、各ブランドの公式通販サイトで種類豊富に選べます。レビューを参考にできるのもポイント。
  • 展示会やカタログ特典:ランドセル展示会やカタログ請求の特典として配布されるケースもあります。最新カタログ請求ページもチェックしてみましょう。

まとめ|ランドセルカバーは「必要性と使いやすさ」で判断しよう

ランドセルカバーは、傷防止・防水・視認性アップなど多くのメリットがありますが、通気性の低下やデザインが隠れるなどのデメリットもあります。

購入するかどうかは子どもの希望や学校のルールを踏まえて決めるのがベストです。

透明タイプや反射材付きカバーなど、家庭の通学環境に合わせて選ぶことで、6年間安心してランドセルを使うことができます。


監修者 長谷川弘幸(イラスト)
監修者
長谷川 弘幸
ランドセルの通知表編集部の監修者。2012年からランドセル業界の取材・記事監修を担当。
展示会レポート、ブランドインタビュー、購入レビュー等実績多数。