ランドセルは、6年間毎日使う大切な通学アイテム。だからこそ、「どれを選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、後悔しないランドセル選びのために知っておきたい5つのポイントをわかりやすく解説。
素材の違いから、重さ・サイズ、デザイン、機能性、価格帯まで、比較しながら選べるように構成しました。
さらに、各ポイントに合わせたおすすめのブランドやモデルも紹介しているので、初めてのラン活でも安心して選べます。
ぜひ購入前にチェックしてみてください。
1. 素材の違いで選ぶ|クラリーノ・牛革・コードバン・の特徴
クラリーノは軽さ重視の家庭に最適
人工皮革のクラリーノは、牛革やコードバンに比べて圧倒的に軽いのが特徴。
子どもの負担を減らしたい家庭に選ばれています。
さらに、雨に強く、お手入れも簡単。
価格も比較的リーズナブルで、種類やカラーバリエーションも豊富なので、見た目と実用性を両立したい方にぴったりです。
※クラリーノ以外の人工皮革
クラリーノはクラレ社が製造する人工皮革です。
他にもコードレ、タフガード、ベルバイオなどがあり製造する会社ごとに名称が異なります。
ちなみに人気のセイバンは、オリジナルのアンジュエールという人工皮革を採用しています。
牛革ランドセルの魅力と注意点
高級感と丈夫さを兼ね備えた牛革ランドセル。
風合いや質感が豊かで、長く使っても型崩れしにくいのが特徴です。
ただし、クラリーノに比べてやや重さがあるため、体格の小さい子どもには負担になることも。
最近は軽量化されたモデルも登場しているので、実際に背負って選ぶのがおすすめです。
※牛革の種類
牛革ランドセルの表面は、ツルツルとザラザラの2種類あります。
ツルツルは見た目は艶やかですが、キズが目立ちやすいデメリットが。
ザラザラはシボ牛革と呼ばれ、艶やかさはありませんがキズが目立ちにくいです。
コードバンは最高級素材|見た目・耐久性・価格で比較
ランドセル素材の中で最上級とされるコードバンは、希少性と圧倒的な艶やかさが魅力。
1頭の馬のお尻からしか採れない素材で、耐久性にも優れ、6年間しっかり使えます。
一方で、価格は10万円を超えるものも多く、重さもあるため、見た目・品質を重視したい家庭向きといえます。
※コードバン最高級モデル
コードバンの最高級モデルがオールコードバンモデル。
かぶせの他、本体にもコードバンを使用した贅沢なランドセル。
人気の黒川鞄の「総コードバン」は約40万ですが、数量限定のためすぐに売り切れる程の人気です。
2. 重さ・サイズ・収納力で選ぶ|子どもに合うスペックとは?
重さ1,000g前後が人気?年齢や体格とのバランス
ランドセルの重さは1,000g前後が人気。
特に、小柄な1年生にとっては軽さが大きなポイントになります。
牛革やコードバンはやや重めですが、クラリーノなど人工皮革のモデルなら1,000g以下も多く、通学の負担が軽くなります。
体格や通学距離に合わせて、背負いやすさも含めてチェックするのが失敗しない選び方です。
ちなみに以下は、990gの「セイバンの軽いランドセルスゴ軽エアー」。軽い上に天使のはねの効果で背負い心地もバッチリの注目モデルです。
サイズは「A4フラットファイル対応」が基本
現在の教科書や連絡帳は大判化が進んでおり、A4フラットファイル対応サイズがスタンダード。
内寸が「高さ31cm×横幅23.5cm×マチ12cm以上」あれば、ほとんどの学校用品がしっかり収まります。
奥行きが狭いモデルだと出し入れしにくいこともあるため、実際のサイズと開きやすさを確認するのがコツです。
マチ幅・ポケット収納など日々の使い勝手にも注目
荷物が増える高学年まで使うことを考えると、12cm以上のマチ幅があるモデルが便利。
また、ファスナーポケットやDカンなどの収納・付属機能があると、防犯ブザーや鍵、パスケースの収納にも役立ちます。
「軽いけど収納も多い」ランドセルは、子どもにも親にも満足度が高いポイントです。
3. 耐久性と6年間保証の有無で選ぶ
型崩れしにくい構造とは?
毎日使うランドセルは、衝撃や摩擦に強い構造が求められます。
特に注目したいのは、芯材やヘリの補強。タフロック加工や3方強化プレートなどを採用したモデルは、型崩れしにくく長持ちします。
縫製やステッチの丁寧さも、耐久性の重要な要素です。
保証内容は要確認|各社の違いを比較
ランドセル選びで意外と見落としがちなのが、保証制度。
大手メーカーや工房系では、6年間無料修理保証を設けていることがほとんどですが、カラーバリエーションやアウトレット品では対象外の場合も。
公式サイトで保証の範囲と対応方法を確認しておくと、いざという時に安心です。
※故障の原因で対応の差がでる
故意、不注意の場合は有償が原則ですが、セイバン、池田屋などでは故障の原因を問わず6年間無償対応してくれます。
特に、わんぱくな男の子場合は、保証内容にも注目しておきましょう。
4. 色・デザインの選び方|高学年まで飽きないカラーとは
男の子・女の子の人気色ランキング
ランドセルの定番カラーは、男の子なら黒・ネイビー、女の子ならピンク・赤・パープル。
近年はジェンダーレス化が進み、ミントグリーンやキャメル、グレーなども人気です。
子どもの好みだけでなく、制服や服装との相性も考慮するのがおすすめです。
ちなみに下のグラフは、ランドセルの通知表が2026年度ランドセルを購入予定の方に、購入前の事前アンケートを行った結果です。(2024年10月200名に実施)
ベーシック or 個性派?後悔しない色の選び方
「1年生の今は気に入っていても、高学年になって飽きてしまう」――そんな声も少なくありません。
長く愛用できるベーシックカラーをベースに、アクセントカラーやステッチで個性を出すという選び方もあります。
親子で話し合って、子どもが納得できるカラー選びを心がけましょう。
刺繍・ステッチ・金具などのデザインチェック
細部にこだわるなら、刺繍や金具のデザインにも注目。
女の子向けは花柄やハート、男の子向けはスポーティなロゴやエンブレムなど、ブランドごとの世界観が光る部分です。
「シンプルで長く使えるか」「成長しても恥ずかしくないか」を基準に、高学年まで飽きずに使えるデザインを選びましょう。
5. 価格帯で選ぶ|予算に合ったモデルを見つけよう
3万円台でも十分な品質のモデルも
ランドセルの価格は年々上昇傾向にありますが、3万円台でもコスパに優れたモデルは多数あります。
例えば、イオンの「はなまるランドセル」や村瀬鞄行の軽量モデルなどは、必要な機能をしっかり備えつつ価格を抑えたい家庭にぴったり。
大手流通ブランドやネット限定モデルをチェックすることで、選択肢が広がります。
5~6万円の中価格帯は最も選ばれているゾーン
この価格帯は、機能・デザイン・保証制度のバランスが良く、最も人気のゾーン。
例えば、フィットちゃんの「グッドボーイ(安ピカッ)」や池田屋のベルバイオモデルは、耐久性と軽量性を両立した人気モデル。
また、セイバンのスゴ軽シリーズなどは、通学の快適さを追求した機能性モデルとして定評があります。
7万円以上の高級モデルは素材やこだわり重視の方に
高級ランドセルは、コードバンや本革の高品質素材を使用したモデルが中心。
黒川鞄のコードバンキューブ型や、土屋鞄のRECO牛革ハイブリッドなどは、高い耐久性と美しい仕上がりで6年間しっかり使える逸品です。
見た目・素材・ブランドすべてにこだわりたい方は、ぜひこのゾーンもチェックしてみてください。
まとめ|2026年版・失敗しないランドセル選びのポイント
ランドセル選びは、「子どもが6年間使う大切な相棒」を見つけるプロセス。
重さや収納力、耐久性、デザイン、価格など、家庭や子どものニーズに合ったバランスの良いモデルを選ぶことが、後悔しない最大のコツです。
また、早割やアウトレット、展示会などの活用で、お得に購入できるチャンスも多数。
各ブランドの公式情報を比較しながら、納得のいくランドセル選びを進めましょう。