
黒川鞄の2019年度ランドセルは、現在のラインナップにつながる“旧モデル(モデルチェンジ前のシリーズ)”にあたります。
当時はスムース牛革・シボ牛革・コードバン・ブライドルレザーなど、現在でも人気の高い素材を中心に構成されており、
黒川鞄らしい端正なフォルムと上質な革の質感はこの頃から評価されていました。
なお、2019年度に販売されていたモデルは現在は公式には扱われていませんが、デザイン・構造・素材の思想は現行モデルにも引き継がれています。
2027年度の最新ラインナップと比較することで、黒川鞄のランドセルがどのように進化してきたかを確認できる参考資料として価値の高いページとなっています。
このページでは、2019年度当時に販売されていた全モデルの価格・重さ・カラー展開を一覧でまとめました。
2019年度モデルのラインナップ一覧
2019年度に販売されたラインナップは以下のとおりです。
- スムース牛革シリーズ
- シボ牛革シリーズ
- ブライドルレザー
- コードバンシリーズ(ビッグ/ベーシック/プレミアム)
- 長冠鞄コードバン
- 総コードバン
これらは現在の黒川鞄ランドセルの“旧モデル(モデルチェンジ前)”にあたります。
当時のラインナップは素材バリエーションが非常に豊富で、 黒川鞄らしい上質な革の風合い、重厚感のあるつくり、丁寧な手仕事が高く評価されていました。
現行モデルとは仕様が一部異なるものの、 黒川鞄の品質へのこだわりはこの頃から変わらず受け継がれています。
2019年度モデルの価格一覧
当時販売されていた各モデルの「価格(税込)・重さ・カラー」を一覧でまとめると以下のとおりです。
| 名称 | 価格(税込) | 重さ | カラー |
|---|---|---|---|
| スムース牛革 ワイド | 73,440円 | 1,480g前後 | 14色 |
| スムース牛革 ビッグ | 84,240円 | 1,580g前後 | 10色 |
| シボ牛革 ベーシック | 73,440円 | 1,380g前後 | 2色 |
| シボ牛革 プレミアム | 84,240円 | 1,480g前後 | 13色 |
| ブライドルレザー | 105,840円 | 1,480g前後 | 1色 |
| コードバン ビッグ | 105,840円 | 1,680g前後 | 14色 |
| コードバン ベーシック | 105,840円 | 1,480g前後 | 2色 |
| コードバン プレミアム | 127,440円 | 1,580g前後 | 10色 |
| コードバン ベーシック 〈艶あり〉 |
105,840円 | 1,480g前後 | 2色 |
| コードバン プレミアム 〈艶あり〉 |
127,440円 | 1,580g前後 | 2色 |
| 長冠鞄コードバン ベーシック | 149,040円 | 1,480g前後 | 2色 |
| 長冠鞄コードバン プレミアム | 170,640円 | 1,580g前後 | 2色 |
| 総コードバン | 213,840円 | 1,580g前後 | 2色 |
2019年度モデルの素材・仕様の特徴
2019年度に販売されていた黒川鞄ランドセルは、現在よりもラインナップ数が多く、本革素材のバリエーションが特に豊富だった年です。
スムース牛革・シボ牛革・コードバン・長冠鞄コードバン・総コードバン・ブライドルレザーなど、いずれも革の質感と仕立ての美しさが高く評価されていました。
素材ごとの特徴
■スムース牛革
きめ細かいツヤ感があり、黒川鞄の中でも最もスタンダードな素材。フォーマルで上品な印象。
■シボ牛革
細かな凹凸のある加工で傷が目立ちにくく、柔らかい雰囲気。男の子・女の子どちらにも人気。
■コードバン(馬革)
黒川鞄を象徴する最上位素材。ベーシック・ビッグ・プレミアムなど複数モデル展開。
重量はあるが、高級感・耐久性・存在感は圧倒的。
■ブライドルレザー
ロウが白く浮く独特の風合いを持つレザーで、2019年度は希少モデルとして販売された。
■長冠鞄コードバン/総コードバン
プレミアムラインとして人気が高く、重厚感と存在感に優れるシリーズ。
重さとサイズについて
2019年度モデルの重さは素材によって異なり、以下の帯域に収まるのが特徴です。
- 牛革:1,380〜1,580g前後
- コードバン:1,480〜1,680g前後
- 総コードバン:1,580g前後
牛革は「しっかりした作りの割に背負いやすい」という声が多く、コードバンは「重いが高級感が魅力」という評価が多く見られました。
形状(学習院型とビッグタイプ)
2019年度は、現在主流のキューブ型ではなく、学習院型をベースに容量を拡大した“ビッグタイプ”が中心でした。
実際の体験談では、
- 「大きな箱のようで収納力が高い」
- 「サブポケットのマチ幅が広く便利」
といったコメントが多く、当時の黒川鞄は容量重視の実用性の高い構造が特徴でした。
2019年度モデルの実機レビュー・口コミまとめ
実際に2019年度モデルを購入した家庭の口コミから、共通して見られた傾向をまとめました。
良かった点(体験談より)
- 革の質感がとても美しく、高級感がある
- 縫製が丁寧で、細かい作りの良さが分かる
- シボ革は傷が目立ちにくく使いやすい
- 容量が大きく、サブポケットも広くて便利
- 立ち上がり背カンのおかげで小柄な子でも背負いやすい
- 見た目以上に“重さを感じにくい”との声が多数
気になった点(体験談より)
- 一部で「縫い幅の左右差が気になった」という声あり
- 時間割表など内装デザインがシンプルすぎると感じる家庭も
- コードバンは重いため、体格によっては気になる場合がある
総評:2019年度モデルの評価
2019年度モデルは、黒川鞄らしい重厚感・革質・仕立ての美しさを評価する声が圧倒的に多く、「6年間安心して使えた」「革の美しさに惚れた」というレビューが目立ちます。
一方で、重量や細部の縫製、内装デザインに対する指摘も散見されるため、“本革の風合い・質感を重視する家庭に支持された年”と言える内容です。
2019年度モデルと2027年度モデルの違い・進化ポイント
2019年度モデルは、素材バリエーションの豊富さ・重厚なつくりが特徴の旧仕様シリーズです。
一方、2027年度モデルではラインナップが整理され、構造・素材の基準がより明確に統一されています。
両者を比較することで、黒川鞄ランドセルがどのように進化してきたかが分かります。
外観デザインの違い(学習院型中心 → キューブ型が主流に)
2019年度は学習院型が主流で、ビッグタイプの大容量モデルが中心でした。
2027年度では、よりコンパクトで現代的なキューブ型(ヘリなし/横幅スリム)がラインナップの中心になっています。
- 2019年:学習院型+ヘリあり
- 2027年:キューブ型が多数(クラリーノ/牛革/コードバンの各素材で展開)
キューブ型は「外寸を小さく、内寸は広く」できる構造のため、背負いやすさと容量の両立が強化されています。
構造(背カン・肩ベルト・軽量化)の違い
2019年度時点でも立ち上がり背カンを採用していましたが、2027年度モデルでは軽量化とフィット感の改善がさらに進んでいます。
- 2027年のクラリーノR®︎Fキューブ型は約1,300g前後、学習院型は約1,290g前後と、2019年度の本革モデルより軽量
- 牛革・コードバンも重さが素材別に明確に基準化され、モデルごとの“標準重量”が分かりやすい
2019年度は素材により1,380〜1,680gと幅が広かったのに対し、2027年度は素材別で「このあたりの重さ」という目安がはっきりしています。
素材ラインナップの整理
2019年度は過去最多レベルの素材バリエーションが存在していました。
- スムース牛革
- シボ牛革
- ブライドルレザー
- コードバン(ベーシック/ビッグ/プレミアム/艶あり)
- 長冠鞄コードバン
- 総コードバン
一方、2027年度は以下のように素材の統一とカテゴライズが進んでいます。
- クラリーノR®︎F(クラリーノエフ)
- シボ牛革(キューブ型/学習院型)
- コードバン(キューブ型/学習院型/艶あり)
- ブライドルレザー
- 長冠鞄コードバン
- 総コードバン
素材自体は継続しつつも、シリーズ体系の整理・価格基準の明確化が行われたのが2027年度の特徴です。
本体のサイズ・重さの違い
2019年モデルはビッグタイプの横幅・マチが大きく、重さも素材により1,380〜1,680gと幅が広い仕様でした。
2027年度では、素材別に以下のように重量が統一されています。
- クラリーノR®︎F キューブ型:1,300g前後
- クラリーノR®︎F 学習院型:1,290g前後
- シボ牛革キューブ型:1,480g前後
- シボ牛革学習院型:1,500g前後
- コードバンキューブ型:1,500g前後
- コードバン学習院型:1,520g前後
- ブライドル:1,640g前後
- コードバン艶あり:1,640g前後
- 長冠鞄コードバン:1,680g前後
- 総コードバン:1,780g前後
2027年度は「素材ごとの標準重量」を統一することで、購入前の比較がしやすくなっています。
価格帯の違い
2019年度は7万円台〜21万円台が中心でしたが、2027年度は素材・仕様別で価格帯が明確に整理されています。
- クラリーノ:78,000円
- 牛革:88,000円〜98,000円
- コードバン:128,000円〜198,000円
- 長冠鞄:298,000円
- 総コードバン:398,000円
価格体系が整理されたことで、素材・グレード別に選びやすくなったのが2027年度モデルの特徴です。
2019年度モデルが現在も評価され続ける理由
2019年度モデルはすでに販売終了していますが、黒川鞄の中でも「質の良い旧仕様モデル」として、現在も高い評価を受けています。
2019年当時のモデルは、素材バリエーションの豊富さや重厚な作りが特徴で、現行モデルとは異なる魅力がありました。
① 革の存在感・作りの重厚さ
2019年モデルは、黒川鞄らしい厚みのある革の質感・重厚なボディが特徴です。
特にコードバンやブライドルレザーは、現在のモデルよりも本体が大きく、素材の存在感が際立つ仕様でした。
革本来の質感を楽しみたい家庭からは、現在も高い支持があります。
② 豊富な素材展開(特にコードバンの多層ライン)
2019年度はコードバンだけでも「ビッグ」「ベーシック」「プレミアム」「艶あり」、さらに「長冠鞄コードバン」「総コードバン」と多数のシリーズが存在しました。
素材別の差を楽しめる年であり、今では珍しい仕様も含まれています。
③ 大容量で実用性が高い
当時のビッグタイプは、現在のキューブ型より外寸が大きい分、収納力は非常に高い仕様でした。
教科書が多い時期でも安心して使えたという声が多く、実用面の評価が今も残っています。
④ 6年間の使用実績が豊富で、耐久性評価が高い
2019年度に購入した家庭はすでに6年間の使用を終えており、「6年間トラブルなく使えた」「革がきれいに育った」というレビューが多数見られます。
実際の長期使用レビューが揃っている点は、旧モデルならではの強みです。
2019年度モデルの中古市場での傾向
中古価格について
中古相場は店舗や状態によって大きく異なるため、具体的な価格は記載しませんが、共通して見られる傾向は以下の通りです。
- コードバン系は状態が良ければ高値がつきやすい
- 牛革モデルはカラーやキズの有無によって価格差が大きい
- 総コードバン・長冠鞄コードバンなど希少モデルは需要が高い
状態による差が大きいため、実物を確認できるショップや専門買取サービスでの評価が参考になります。
中古を検討する際の注意点
2019年度モデルを中古で検討する場合は、以下のポイントを確認するのがおすすめです。
- 背カン・肩ベルトの状態(ゆるみ・千切れ)
- 角スレや擦り傷の有無
- 内部の汚れ・破れ・金具の変形
- 内部マチ幅や容量(現行キューブ型と異なるため)
特に学習院型のビッグタイプは構造が現行と異なるため、内部サイズを必ずチェックしましょう。
現行(2027年度)モデルとの比較まとめ
2019年度と2027年度を比較すると、黒川鞄のランドセルは以下のように進化しています。
- 容量重視の学習院型 → コンパクトで背負いやすいキューブ型へ
- 素材展開の多さ → 素材体系の整理で比較がしやすい
- 重量ばらつきが大きい → 素材ごとの標準重量に統一
- 価格体系が明確化され、選びやすさが改善
一方で、2019年度モデルならではの魅力(重厚感・素材の存在感・ビッグサイズ)は、現在もファンが多く、比較検討の参考として価値の高い情報です。
黒川鞄ランドセルを検討中の家庭へ
最新モデルも旧モデルも、それぞれに魅力があります。
現在はキューブ型を中心に軽量化・背負いやすさ・耐久性が進化しており、小柄な子にも使いやすいラインナップが揃っています。
最新の仕様・カラー・在庫状況は、下記からチェックできます。
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黒川鞄ランドセルは年度ごとに仕様・価格・素材の傾向が少しずつ変わります。
比較して選びたい人は、過去年度のモデルもあわせて確認するのがおすすめです。











