
黒川鞄の2025年度モデルは、クラリーノ・牛革・コードバンを中心に、現在のラインナップへつながる構成がほぼ完成した年です。
2027年度の最新モデルと比較すると、形状・素材・価格帯が近く、黒川鞄の“今のランドセルづくり”を理解する上で重要なアーカイブとなっています。
このページでは、2025年度に販売されていた全モデルの価格・重さ・素材・特徴を一覧で整理し、当時の傾向をわかりやすくまとめています。
現行モデルとの違いも確認できるため、黒川鞄の進化を把握したい方にも役立つ内容となっています。
黒川鞄工房のランドセル一覧(2025年度)
黒川鞄工房のランドセルは、2025年度も「ブライドル」のみ男の子向けで、それ以外は男女兼用モデルとして展開されていました。
| 名称 | 税込価格 | 重さ | 素材 |
|---|---|---|---|
| クラリーノR®F キューブ型 | 78,000円 | 1,280g | クラリーノエフ |
| スムース牛革キューブ型 | 88,000円 | 1,480g | 牛革 |
| シボ牛革キューブ型 | 88,000円 | 1,480g | 牛革 |
| スムース牛革学習院型 | 98,000円 | 1,500g | 牛革 |
| シボ牛革学習院型 | 98,000円 | 1,500g | 牛革 |
| コードバンキューブ型 | 128,000円 | 1,500g | コードバン |
| コードバン学習院型 | 158,000円 | 1,520g | コードバン |
| コードバン〈艶なし〉 | 198,000円 | 1,640g | コードバン |
| コードバン〈艶あり〉 | 198,000円 | 1,640g | コードバン |
| ブライドル | 198,000円 | 1,640g | 英国産牛革 |
| 長冠鞄コードバン | 298,000円 | 1,680g | コードバン |
| 総コードバン | 398,000円 | 1,780g | コードバン |
2025年度モデルの素材ごとの特徴
2025年度は、黒川鞄の中でも定番となっているクラリーノ・スムース牛革・シボ牛革・コードバンの4素材が中心となっていました。
現行(2027年度)モデルにもつながる構成で、黒川鞄のランドセルづくりの軸が明確に表れている年です。
クラリーノ(軽量タイプ)
- 重さが1,280gと軽く、低学年でも背負いやすい
- シンプルな見た目で、使い勝手の良い軽量モデル
- 「6年間使いやすい軽さ」を重視する家庭に人気があり
スムース牛革
- きめ細かいツヤが特徴で、最もスタンダードな革素材
- フォーマルな雰囲気で男女どちらにも選びやすい
- 耐久性が高く、長く使っても風合いが損なわれにくい
シボ牛革
- 表面に細かな凹凸があり、傷がついても目立ちにくい
- 柔らかい質感で背負いやすいと好評
- カラー展開が豊富で、選ぶ楽しさがあるシリーズ
コードバン
- 非常に希少な馬革で、黒川鞄を代表する上質素材
- 深みのあるツヤと重厚感が魅力
- 耐久性が高く、使うほどに風合いが増す「一生もの」品質
2025年度はとくに、コードバンの“艶なし”が新登場し、より渋く落ち着いた質感を求める家庭から注目を集めていました。
2025年度モデルの重さとサイズについて
素材によって重さは異なりますが、2025年度は以下の範囲に収まっています。
- クラリーノ:約1,280g
- 牛革:約1,480〜1,500g
- コードバン:約1,500〜1,680g
- 総コードバン:約1,780g
とくにクラリーノは軽さの面で人気があり、「軽いのに高級感がある」「背負いやすい」という口コミが目立っていました。
一方で、コードバンは重さがある分、存在感・高級感・耐久性を重視する家庭に選ばれていた傾向があります。
2025年度モデルの形状(キューブ型/学習院型)
2025年度は、現行ラインナップと同様にキューブ型と学習院型の両方が展開されていました。
- キューブ型:無駄を省いたスリム形状で見た目がすっきり
- 学習院型:クラシックで容量がしっかり入る構造
とくに、スムース牛革・シボ牛革はキューブ型の人気が高く、「シンプルで美しい形」「横から見たときのラインが綺麗」という声が寄せられていました。
2025年度モデルの口コミ・レビューまとめ
2025年度当時のレビューをもとに、特徴的な意見をまとめています。
良かった点(ユーザーからの声)
- 革の質感がとても良い(特にスムース牛革とコードバン)
- 縫製が丁寧で、細部までしっかり作られている
- クラリーノがとにかく軽くて背負いやすい
- キューブ型のシンプルな見た目が美しい
- 肩ベルトが柔らかく、子どもが痛がらない
気になった点(ユーザーからの声)
- コードバンは重さが負担になるという意見が一部あり
- 学習院型はやや大きく見えるという声がわずかにあり
2025年度モデルと現行モデル(2027年度)の違い
2025年度のラインナップは、2027年度の現行モデル構成にかなり近い形となっていますが、細かく見ていくと、構造・背負い心地・価格帯などでいくつかアップデートされているポイントがあります。
進化した部分
- キューブ型の構造がより洗練され、フィット感がさらに向上している
- 背カンまわりの強度・可動域のバランスが見直され、成長に合わせた背負いやすさがアップ
- 学習院型の重量バランスが調整され、肩への荷重が分散されるようになっている
- コードバンの仕上げ(艶なし/艶あり)の位置づけがより明確になり、グレード感の違いが分かりやすくなっている
価格帯の変化
2025年度と比較すると、2027年度の最新モデルは原材料高騰などの影響もあり、シリーズによって数千円〜数万円程度の値上げが見られます。
そのため、2025年度モデルは「現行モデルより少し手頃、しかし品質は十分」という位置づけとなっており、同クラスの素材・仕様を現行より抑えた価格帯で選べたタイミングとして参考になります。
まとめ|2025年度モデルは現行に近い“完成度の高いラインナップ”
2025年度は、黒川鞄のランドセルが現在のデザイン・構造へと大きく近づいた年で、素材・形状・価格帯のバランスが整った完成度の高いシリーズでした。
最新モデルとの比較にも役立つ内容になっていますので、黒川鞄の歴代モデルを知りたい方や、品質の変遷を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
他の年度モデルもチェックする
黒川鞄ランドセルは年度ごとに仕様・価格・素材の傾向が少しずつ変わります。
比較して選びたい人は、過去年度のモデルもあわせて確認するのがおすすめです。











