平成29年4月14日から、一部商品につきヤマダ電機が住宅ローンの販売を開始するというニュースが流れました。
家電量販店として日本全国に店舗を拡大しているヤマダ電機ですが、実は家電だけでなく2011年に新築住宅やリフォームという住宅事業にも参入しており、広い店舗内にはリフォーム専門のフロアを設けるなど、自社の集客力を活かした営業活動を実施してます。
今回ヤマダ電機の住宅ローン参入について金利や手数料を「国内で最も低い水準に設定する」と名言しており、高い注目を集めています。
※本記事は平成29年4月14時点の情報で書かれています。
フラット35が主力商品
住宅ローンといっても今回ヤマダ電機が融資対象としている商品は、住宅金融支援機構と提携したフラット35のようです。
商品名は「ヤマダフラット35」で、それとは別に土地購入や中間金の支払いにも対応できるように「ヤマダフラットつなぎ」、いまなら金利ゼロが特徴の「ヤマダリフォームローン」の3本柱となるようです。
当面の間、ヤマダフラット35はヤマダ電機の住宅事業部でもあるヤマダ・エスバイエルホームと、ヤマダ・ウッドハウスの顧客を対象とした融資になりそうですが、将来的には他のハウスメーカーで家を建てる人も対象に融資を始めるということです。
さらにはヤマダ電機特有のポイント制度も住宅ローン商品に織り込むようで、どういったポイント活用法となるのか注目が集まっています。
ヤマダフラット35の金利や手数料は?
実際に4月14日からヤマダフラット35の商品販売が開始されているということだったので、どれくらいの金利を設定しているのか気になったので調べてみました。
しかし4月14日の夜の時点では、対象商品となっているヤマダ・エスバイエルホームと、ヤマダ・ウッドハウスのホームページでは確認することができませんでした。
そこでフラット35を提供している住宅金融支援機構などのホームページを閲覧してまわり、ようやく金利や手数料について調べることができました。
せっかくなので同じくフラット35を主力としている商品と比較してみたいと思います。
商品名 | 金利 | 融資手数料 |
---|---|---|
ヤマダフラット35 | 1.120%~1.560% | 融資額×1.188% |
楽天銀行フラット35 | 1.120%~1.560% | 融資額×1.08% |
住信SBIフラット35 | 1.120%~1.560% | 融資額×2.16% |
ご覧のようにフラット35最強と言われている楽天銀行フラット35には手数料面で多少劣っているようですが、住信SBIネット銀行のフラット35よりはかなり低く設定されていることがわかります。
これはあくまでも編集長の個人的な見解なのですが、新規参入ということもありかなり積極的に融資に応じる可能性があります。ですのでこれまで住宅ローンに申込みをしてみたけど、審査不可となってしまった人でもチャレンジしてみる価値はあるかもしれません。
今度どれくらいヤマダ電機が積極的に住宅ローンサービスを展開していくかわかりませんが、大手企業が参入してくれるのは消費者にとっては良いことです。今後の動向を見守りたいですね。
参考:YAMADAファイナンスサービス https://yamada-finance.co.jp/