注文住宅4000万円台|実例・費用内訳・ハウスメーカー比較

注文住宅4000万円の家


「注文住宅を4000万円台で建てたいけれど、どんな家が実現できるのか分からない」——そんな不安や疑問をお持ちではありませんか?

4000万円台という予算は、設備や間取りにこだわりたい方にとって非常にバランスの良い価格帯です。

広さも仕様も妥協せず、希望の暮らしを実現できる可能性が高い一方で、「どこにいくらかけるべきか」「住宅会社選びで失敗しない方法は?」といった課題も出てきます。

この記事では、4000万円台の注文住宅で実現できる間取り・建築費の内訳・住宅ローンの考え方・実例紹介・後悔しない注意点までを詳しく解説。

家づくりを成功させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

4000万円台の注文住宅はどこまで実現できる?

建物・土地・諸費用のバランス

注文住宅における4000万円台という予算は、建物のグレード、広さ、土地の選択肢を大きく広げることができます。

とはいえ、そのすべてを建物に使えるわけではなく、実際の配分を知っておくことが重要です。

以下は一般的な配分例です。

  • 建物本体価格:約2,200万〜2,800万円
  • 土地代:約800万〜1,200万円
  • 諸費用(登記、ローン手数料、外構など):約200万〜400万円

都市部か地方か、土地を所有しているかどうかによっても変わりますが、全体のバランスを意識することで「家だけにお金をかけすぎて、外構やインテリアが手つかずになる」といった失敗を防ぐことができます。

年収・ローン借入額の目安と返済シミュレーション

4000万円台の家を建てる場合、どれくらいの年収であれば無理なくローンを返済できるのでしょうか。

以下に年収ごとの借入目安と月々の返済額をまとめました(35年ローン・金利1.2%想定)

年収借入額目安月々返済額
年収700万円約4,800万円約130,000円
年収800万円約5,500万円約145,000円
年収900万円約6,200万円約165,000円

注文住宅の資金計画では「毎月いくらなら無理なく返済できるか」を起点に考えるのがポイントです。

ボーナス払いの有無や教育費とのバランスも加味しましょう。

住宅ローンの金利・返済期間の考え方

金利の種類(固定・変動)や返済期間によっても総支払額は大きく変わります。

例えば、固定金利は返済額が安定しますが金利はやや高め。

変動金利は初期コストが安く済む一方、将来的なリスクも伴います。

返済期間は一般的に35年ですが、繰上げ返済やボーナス併用を視野に入れて検討すると、無理なく返せる範囲が見えてきます。

住宅ローンは金融機関だけでなく、ハウスメーカーでも提携プランを提示してくれることが多いので、比較の際は住宅会社にも相談してみましょう。

実例紹介|4000万円台で建てた家の間取りと特徴

テラスと一体化したLDKの家の間取り例(ダイワハウス)

4000万円ダイワハウス間取り1階

4000万円ダイワハウス間取り2階

出典:https://suumo.jp/chumon/housemaker/rn_daiwahouse/000296_0000_27/jitsurei/jc_0174/
ハウスメーカー ダイワハウス
延床面積 158.62㎡ (47.9坪)
居住人数 2人(夫婦)
間取り 2階建て 3LDK

吹き抜けのリビングは、上下に配置された連続する窓とテラスが一体化した開放的な空間です。

屋外にいるような明るいLDKは、リビングとダイニングキッチンの床材を木材とタイルで分けることで間延びしないメリハリのある印象に仕上げられています。

1階はLDKとピアノ室といった生活感の少ないシンプルな間取りで、浴室や洗面室などは2階に集約されています。

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外とつながる大開口の家の間取り例(積水ハウス)

4000万円積水ハウス間取り1階

4000万円積水ハウス間取り2階

出典:https://suumo.jp/chumon/tn_shizuoka/rn_sekisuihouse/000246_0000/jitsurei/jc_0041/
ハウスメーカー 積水ハウス
延床面積 143.00㎡ (43.2坪)
居住人数 4人(夫婦+子ども2人)
間取り 2階建て 3LDK

細長いLDKに沿った大開口のサッシからは、広々としたウッドデッキにつながります。

バーベキューやプール遊びなどの屋外イベントも存分に楽しめる空間です。

玄関から南北に伸びる通り土間は、リビングや和室に直接アクセスできます。

2階に設置された浴室や脱衣所は、大容量のウォークインクローゼットやバルコニーの近くにまとめられたことで、洗濯動線にムダがありません。

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明るく開放的な吹き抜けのある間取り例(三井ホーム)

4000万円三井ホーム間取り1階

4000万円三井ホーム間取り2階

出典:https://suumo.jp/chumon/tn_shizuoka/rn_mitsuihome/002493_0000/jitsurei/jc_0061/
ハウスメーカー 三井ホーム
延床面積 129.17㎡ (39.0坪)
居住人数 3人(夫婦+子ども1人)
間取り 2階建て 4LDK

吹き抜けのあるリビングは、白い壁が特徴的な開放感のある空間です。

洗面脱衣所やクローゼット、バルコニーが2階に集約され、洗濯の「洗う・干す・しまう」のステップが最短距離で完結します。

寝室から階段を下りずに洗面所にアクセスできるので、朝の忙しい時間も身支度にムダな移動が要りません。

2階の各居室にはそれぞれクローゼットが設けられ、適切な場所に適切な量を収納できます。

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3階建て・縦の空間を活かした間取り例(セキスイハイム)

4000万円セキスイハイム間取り1階

4000万円セキスイハイム間取り2階

4000万円セキスイハイム間取り3階

出典:https://suumo.jp/chumon/tn_shizuoka/rn_sekisuiheim/024273_0000/jitsurei/jc_0061/
ハウスメーカー セキスイハイム
延床面積 151.94㎡ (45.9坪)
居住人数 2人(夫婦)
間取り 3階建て 3LDK

縦の空間を有効に活用した狭い間口の敷地に建つ3階建て。

1階にはビルトインガレージが設置され、雨にぬれることなく車の乗り降りやメンテナンスができます。

1階奥の和室からつながるテラスは、木製フェンスで囲われているので、外からの視線を気にすることなくリラックスできるプライベート空間です。

主な居住スペースとなる2階と3階は吹き抜けでつながり、大きな窓から明るい光が家中に広がります。

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4世代が快適に暮らせる二世帯住宅の間取り例(タマホーム)

4000万円タマホーム間取り1階

4000万円タマホーム間取り2階

出典:https://suumo.jp/chumon/housemaker/rn_tamahome/101745_0000_13/jitsurei/jc_0070/
ハウスメーカー タマホーム
延床面積 238.28㎡ (72.0坪)
居住人数 8人(夫婦+子ども2人+両親+祖父母)
間取り 6LLDDKK

玄関も別に設けた左右完全分離型の二世帯住宅です。

左右で分けられているので、階下に音が響く心配がありません。

それぞれの世帯に広々としたLDKがあり、二世帯でも制限を感じることなく快適に暮らせます。

子世帯と親世帯の中央には和室とテラス、バルコニーが共通の空間として設けられ、どちらからもアクセスできて気軽に交流できます。

二世帯ともに、水回りが集約された家事に負担がかからない間取りです。

タマホームの評判をチェックする

4000万円台の家づくりでよくある後悔と注意点

予算オーバーの主な原因とは?

4000万円台の注文住宅は「ある程度ゆとりのある家づくりができる」と思われがちですが、気を抜くとあっという間に予算オーバーしてしまうリスクがあります。

よくある原因には次のようなものがあります。

  • 希望をすべて詰め込みすぎて、仕様追加・変更が増えた
  • 土地代を後から見積もったら想定より高かった
  • 地盤改良や造成費などの付帯工事費が膨らんだ
  • 外構や照明・家具などの予算を後回しにしていた

本体価格に含まれない費用まで含めて、早い段階で「総予算」で考えるクセをつけると、無理のない家づくりができます。

設備・仕様のグレードアップは慎重に

4000万円台の予算になると、選べるグレードやオプションがぐっと増えてきます。

システムキッチンやバスルーム、床材や建具など、カタログを見ていると「少しの差額なら…」とついアップグレードしてしまいがち。

しかし各項目で数万円〜数十万円の差が出てくるため、合計すると数百万円の追加になることもあります。

「使い勝手・メンテナンス性・デザイン性」のバランスを見て、本当に必要な箇所に絞ってこだわるのが賢い選択です。

土地探し・外構・付帯工事にも注意

特に土地が未定の場合、「理想の家が建つ土地」を見つけるまでに時間がかかることも多く、焦って決めると造成費や上下水道引き込みのコストが高くつくケースもあります。

また、外構(駐車場、庭、フェンス、玄関まわり)や照明・カーテンなどは住宅ローンに含められないことが多く、現金支出として用意する必要があります。

これらも含めて初期費用を把握しておきましょう。

ハウスメーカー・工務店の選び方と比較ポイント

4000万円台に強い人気メーカー紹介

4000万円台の注文住宅は、いわゆる“ミドル~ハイグレード層”に該当し、大手ハウスメーカー・高性能工務店の選択肢が豊富です。以下のような住宅会社がよく選ばれています。

  • 住友林業:木質感と自由設計に強み
  • 一条工務店:高断熱・全館床暖房など設備が高性能
  • 積水ハウス:都市部対応の鉄骨住宅や分譲対応力
  • 地域密着型の工務店:坪単価を抑えながら自由設計可能

それぞれの会社で「坪単価」「標準仕様」「提案力」「アフター体制」などに違いがあるため、資料請求してじっくり比較することが大切です。

坪単価・提案力・アフター体制をチェック

価格帯だけでなく、次のような項目をチェックして比較するのがポイントです。

  • 坪単価に何が含まれているか(標準仕様・付帯工事など)
  • 担当営業や設計士のヒアリング力・提案力
  • アフターサポートや保証制度の充実度

特に「初回の提案プランで、自分たちの生活に寄り添ってくれているかどうか」は、会社選びの重要な基準です。

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理想の家を建てたいなら、まずはカタログ比較からスタートしましょう。地域や予算に合わせて、あなたにぴったりの住宅会社が見つかります。

  • 3000~3500万未満で考えている人
  • 3500~4000万未満で考えている人
  • 4000万円以上で考えている人
  • 【FAQ】4000万円台の注文住宅でよくある質問

    Q. 坪単価の目安はいくらですか?

    A. ハウスメーカーなら70万〜90万円、工務店なら60万〜80万円が目安です。地域や仕様によって変動するため、カタログや見積もりを参考にしましょう。

    Q. 二世帯住宅も建てられますか?

    A. 建てられます。間取りの工夫と設備の共有により、4000万円台でも玄関・浴室別の「完全分離型」も実現可能なケースがあります。

    Q. 土地なしでも4000万円台で建てられますか?

    A. 郊外や地方であれば、土地1,000万円・建物2,800万円といった配分で十分可能です。都市部では建物の工夫や面積調整が必要です。

    まとめ|4000万円台で建てる理想の注文住宅

    4000万円台の注文住宅は「品質・広さ・自由設計」のバランスが取りやすく、理想のマイホームを実現できる価格帯です。

    ただし、予算管理や住宅会社の選定次第で満足度に差が出ます。

    まずは無料カタログ請求からスタートし、自分たちに合った会社を見つけることが成功の第一歩です。

    土地の有無、間取りの希望、ローン計画などに応じて、複数社を比較検討していきましょう。

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