【坪単価で比較】ハウスメーカーのおすすめランキング

【坪単価で比較】ハウスメーカーのおすすめランキング!


注文住宅を建てようとしている人向けに、最新のハウスメーカーの坪単価をランキングにして紹介します。

安いところでは40万円台~、高いところだと100万円以上になり、平均的な相場は40~70万円が目安になります。

この記事ではランキング以外にも自分達のあう業者の見つけ方など、家づくりのポイントを分かりやすく解説していきます。

家づくりで失敗したくない人は、ぜひ参考にしてみてください。

【2024年最新】ハウスメーカー坪単価ランキング

実際に家を建てた人の口コミなどを参考に、当サイトが独自にまとめた大手ハウスメーカーの坪単価を価格帯別にランキングにして紹介します。

今回は大手ハウスメーカーのみをピックアップしましたが、他にも地元の工務店や設計事務所など家づくりを依頼できる業者はたくさんあり、それぞれ得意不得意が違います。

必ずしも「坪単価が高い=クオリティが高い」というわけではないので、その点はご注意下さい。

もし家づくりやハウスメーカー選びについて、まだあまり知識がないという場合は、坪単価だけで判断せずに、まずは色々なハウスメーカーのカタログを見てイメージを確認することをおすすめします。

カタログを色々見比べると、「この予算ならこれくらいの家がつくれるんだな」とか「このメーカーは〇〇のような家が得意なんだな」といった特徴が見えてきます。

そのイメージを持つことが、家づくりで失敗しないためのとても重要なポイントの一つなので、カタログはなるべくたくさん見比べて、イメージを確認しましょう。


それでは坪単価の高い順に業者を紹介していきます。坪単価は実際に家を建てた人の体験談を参考に当サイト独自に算出した数字になります。

なお、業者名をクリックすると各社の詳細ページに移動するので気になるところがあれば合わせてチェックしてみてください。

坪単価100万~

メーカー名 坪単価 おすすめな人
積水ハウス 110~130万円 建てたあともずっと安心して住み続けられる家が希望外壁塗装は30年不要!メンテナンス費用を抑えたい
旭化成ヘーベルハウス 110~130万円 地震に強い家を建てたい強固な躯体「重量鉄骨」の家にしたい
三井ホーム 100~120万円 高級住宅街に建っているような洋風のおしゃれな家にしたい著名な建築家に設計をお願いしたい
住友林業 100~120万円 和風住宅を建てたい木造で3階建て住宅を建てたい
大成建設ハウジング 120~150万円 とにかく地震に強い家で安心安全に暮らしたいコンクリート打ちっぱなしの家に憧れている

坪単価100万円以上で、おすすめのハウスメーカーは「積水ハウス」と「住友林業」です。

積水ハウスは、知名度・実績面どちらも国内NO1のハウスメーカーで、木造と鉄骨どちらでも好きな方でマイホームを建てることができます。

住友林業のおすすめポイントは、高いデザイン性と木の質感があふれる室内、耐震性、高気密高断熱性能です。

また、この価格帯になると木造や鉄骨以外にRC住宅も選択肢として考えることができます。

RC住宅はマンションなどと同じ鉄筋コンクリート構造なので、木造や鉄骨よりも地震や火災に強い家を建てることができます。

坪単価で100万円を超えてくると同じハウスメーカーでも専任のチームを組んで対応してもらえるなど、手厚いサービスを提供している場合もあるので、自分たちのニーズに合ったハウスメーカーを選ぶことが大切です。

坪単価80万~

メーカー名 坪単価 おすすめな人
大和ハウス 85~100万円 天井が高い家がいい将来的に資産価値が下がりづらい家がいい
セキスイハイム 80~100万円 太陽光発電システムで月々の返済を楽にしたい屋上テラスがある家に住みたい
スウェーデンハウス 80~100万円 実際に建てた人の評価が高い会社でマイホームを建てたい他のハウスメーカーと類似しない個性的なデザインがいい
パナソニックホームズ 85~100万円 最新式のテクノロジーが詰まった暮らしやすいIot住宅メンテナンスの手間が省ける外壁タイルの家
トヨタホーム 85~95万円 電気自動車を所有している、または今後購入予定がある工期を短縮して早く建てたい
レスコハウス 80~100万円 RC造(鉄筋コンクリート)の家を建てたい地震・耐風・火災に強い家を希望している人

坪単価80万円~で、おすすめのハウスメーカーは「セキスイハイム」と「スウェーデンハウス」です。

セキスイハイムは国内ハウスメーカーでは珍しい鉄骨ユニット工法を採用しており、構造の8割は工場で作られ、残りを現場で組み立てるという方式です。

そのため木造住宅に多い職人の腕や経験による施工ミスなどを大幅に軽減することができます。

またテレビCMでもお馴染みですが太陽光発電システムを採用し、光熱費を大幅に抑える家づくりを得意としています。

スウェーデンハウスは北海道での着工数1位にも輝いたことがあり、北欧スウェーデンの寒冷国で培った高気密高断熱の輸入住宅を建てることができます。

高気密高断熱に関しては、各ハウスメーカーの中でも標準仕様としては最高レベルの性能を誇っているので、寒冷地で家づくりを考えている人であれば候補の1社として話を聞いて損はありません。

坪単価70万~

メーカー名 坪単価 おすすめな人
一条工務店 70~90万円 C値やUa値にこだわった高気密高断熱住宅にしたい大容量の太陽光ソーラーシステムで省エネ住宅にしたい
ヤマダホームズ 70~85万円 家具・家電をお得に購入したい省エネ・最新テクノロジーが融合したスマートハウス
三菱地所ホーム 75~90万円 個性的なデザインの家に憧れる完全フルオーダーの注文住宅
セルコホーム 70~85万円 住宅先進国カナダの家を建てたいかわいい輸入住宅のデザインが好き
アイ工務店 70~85万円 トリプルガラスで断熱性や防音性が高い家が希望引渡し前にUa値を実際に計測して欲しい
R+house 70~90万円 一流の建築家が設計するデザイン性の高い家を建てたい地方でも一流の建築家に設計をお願いしたい
オーガニックハウス 70~90万円 自然の光や風を取り入れた家づくりが得意曲線をうまく取り入れた空間づくりが得意
住友不動産 70~90万円 2×6(ツーバイシックス)工法で家を建てたい60年保証システムで末長く安心して暮らせる

坪単価70万円~で、おすすめのハウスメーカーは「アイ工務店」と「一条工務店」です。

アイ工務店の主力商品である「N-ees(ニーズ)」は、W断熱や高性能トリプルガラスサッシが標準仕様になり、これまでの商品と比較しても格段に住宅性能が向上しています。

一条工務店は業界最高レベルの高気密高断熱住宅をリーズナブルな価格帯で建てることができると人気なのですが、太陽光発電システムにも力を入れており、光熱費を賄うことで住宅ローンの返済負担を抑えることができます。

この価格帯になってくると地元で人気の工務店やビルダーなども候補として入ってくるかと思いますが、大手ハウスメーカーと地域密着の地元工務店ではメリットやデメリットも違ってきますので、じっくり比較検討して決めるようにしましょう。

坪単価60万~

メーカー名 坪単価 おすすめな人
アキュラホーム 65~75万円 低予算でも細部にまでしっかりこだわりたい天井が高く、柱がない大空間のLDKを希望
桧家住宅 60~75万円 間取りに関係なく定額制の料金体系がわかりやすい全館空調システムとWバリア工法で快適な暮らしがしたい
クレバリーホーム 65~80万円 低予算で外壁タイルの家にしたい建てたあとのメンテナンス費用を抑えたい
アエラホーム 60~70万円 外張W断熱の住宅に魅力を感じる室内のインテリアやデザインにこだわりたい
日本ハウスHD 65~75万円 血統書付きの国産ヒノキで家を建てる建てる会社より、建ててくれる職人さんにこだわりたい
ウィザースホーム 60~80万円 業界トップレベルの「超-高断熱住宅」外壁タイルの家に憧れている
菊池建設 60~80万円 純和風の家が好き国産檜など、木材にもこだわりたい
木下工務店 60~80万円 ライフスタイルに合わせた多彩な住宅商品がある地震に強い「DUOフレーム工法」を採用
サンヨーホームズ 60~80万円 軽量鉄骨の家をお手頃価格で建てることができるZEH住宅が標準仕様
泉北ホーム 60~80万円 関西(大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山)で家を建てたい長期優良住宅が標準仕様
土屋ホーム 60~80万円 甲信越、東北などの寒冷地にお住まいの人におすすめ全棟構造計算による確かな耐震性で安心
富士住建 60~80万円 埼玉・東京・ 神奈川・千葉・群馬・茨城・栃木で家を建てるすべてのプランで総額表示なので予算が組みやすい
ブルースホーム 60~80万円 かわいい外観の家が好き輸入住宅に憧れている

坪単価60万円~で、おすすめのハウスメーカーは「アキュラホーム」です。

アキュラホームでは2023年に発売した新商品「N-ees(ニーズ)」が、高いコストパフォーマンスだと多くの評価を受け、近年注目を集めています。

標準仕様でトリプルガラスを採用している点など、同価格帯の他社ハウスメーカーでは真似ができないサービスが支持されているのではないでしょうか。

大手ハウスメーカーでトリプルガラスを標準仕様として採用しているのは、スウェーデンハウスや積水ハウスなどで、アキュラホームよりも坪単価が高い部類の会社ばかりです。

この価格帯は地元の住宅会社が一番多いこともあり、住宅会社選びをするうえで一番難しいクラスだと思います。

建物の外観や建築条件付きの土地に惑わされず、しっかり建物の性能を把握して住宅会社を決めるようにしましょう。

坪単価50万~

メーカー名 坪単価 おすすめな人
アイフルホーム 55~70万円 キッチンやバスルームなどの設備にこだわりたい子育てしやすい家がいい
ユニバーサルホーム 50~65万円 床暖房のある家がいいヘーベルハウスの家に興味がある
レオハウス 50~60万円 低予算でも制震装置が標準仕様でついている家低予算でも間取りの自由度が高い家を建てたい
ロイヤルハウス 50~60万円 日本古来の木造軸組工法の家が好き低予算でZEH住宅を建てたい
インデュアホーム 50~65万円 輸入住宅のデザインが好きカッコいいサーファーズハウスを建てたい
アルネットホーム 50~70万円 多彩な住宅商品が揃っているハウスメーカーを探している人低予算でも断熱性能と耐震性能にこだわりたい
イシンホーム 50~70万円 業界でも最長の60年保証がある全国180店以上の加盟店があるので地方でも建築可
三交ホーム 50~70万円 三重県。三重県・愛知県・岐阜県・奈良県にお住いの方外断熱工法の家を建てたい
GLホーム 50~70万円 2×4(ツーバイフォー)工法で家を建てたい海外風の住宅デザインが人気
住宅情報館 50~70万円 国産のヒノキ材を使用環境にやさしい「エコロジーハウス」
フィアスホーム 50~70万円 地震に強いモノコック構造の家高気密・高断熱、パッシブデザインの家
フジ住宅 50~70万円 建売と注文住宅で比較して決めたい人間取りへのこだわりが強くない人
ヤマト住建 50~70万円 外張り断熱工法の家に住みたい省エネ性能が高い家を建てたい

坪単価50万円~で、おすすめのハウスメーカーは「ユニバーサルホーム」と「インデュアホーム」です。

ユニバーサルホームの特徴としては、低価格帯でありながら地熱床システムや旭化成のヘーベルパワーボードと同じALC外壁材が標準仕様になっている点が評価できます。

インデュアホームは輸入住宅を主力商品として販売しているハウスメーカーですが、この価格帯で本格的な輸入住宅を建てることができるのは魅力です。

坪単価50万円だと30坪ほどの家なら、1,500万円で建てらえることになるのですが、この価格はあくまでも建物本体だけの費用なので、付帯工事や諸費用などを含めると2,000万円を超えてしまうケースもあります。

土地代まで含めると3,000万円を超えてしまうことを理解しておきましょう。

坪単価40万~

メーカー名 坪単価 おすすめな人
タマホーム 45~60万円 間取りを自由に決めれて低予算で家を建てたい住宅ローンを借りられるか不安な人
アイダ設計 45~55万円 狭小地でマイホームを考えている人建物の性能より利便性の高いエリアに住みたい
パパまるハウス 40~55万円 間取りや設備にこだわらないとにかく建築費を抑えたい
サイエンスホーム 45~60万円 柱や梁などの構造材を見せる家づくりがしたい国産ヒノキで家づくりがしたい
ゼロキューブ 40~50万円 無駄を削ぎ落していいので、なるべく低予算でマイホームを建てたい屋上テラスやビルトインガレージなど選択肢が多い規格型住宅を探している人
飯田産業 40~60万円 建売や分譲住宅をメインで探している間取りにこだわりがない人
エースホーム 40~60万円 親会社はヤマダ電器とLIXILなので住宅設備が充実している「超抑震構法」で地震に強い家
ベツダイホーム 40~60万円 九州(大分・福岡)で家を建てたい人ゼロキューブなどの多彩な住宅商品から選びたい

坪単価40万円~で、おすすめのハウスメーカーは「タマホーム」です。タマホームの主力商品でもある「大安心の家」も、この価格帯で建てることが可能です。

この価格帯になるとタマホームのように自由設計の注文住宅を建てられる住宅会社ばかりではありません。

今回紹介しているゼロキューブや飯田産業は、販売している商品の多くは間取りが決められている規格型の住宅だったり、すでに建物が完成している建売住宅が主力商品となります。

この価格帯で自由設計の注文住宅を建てるには、選べる選択肢がかなり限られてくることは覚悟しておきましょう。

間取りが決められている規格型住宅は安価で新築を建てることができる反面、狭小地や特殊な形状の敷地に対応できないというデメリットがあります。

 

ここまで各ハウスメーカーの坪単価を解説してきましたが、実は坪単価といっても本当に建物の建築費だけの坪単価という考え方もあれば、外溝工事費などまで全て含めた総額を坪数で割った単価を言うケースもあります。

そのため見積もりに外溝工事費などが含まれているのかチェックして坪単価を比較しないと、どこの業者がいいのか正しく判断できないので注意してください。

業者を同じ条件で比較するためには、家を建てる予算を決めておくことが大事です。

各社に「○○万円の家づくりプランをお願いします。」と伝え、チェックする際に外溝工事費などが含まれているのか確認する必要があります。

そのため業者を正しく比較するには、予算を決めてから各社に見積もりを出してもらうようにしてください。

マイホーム計画を立てようとしている人で予算が決まっていない人は、「金額シミュレーター」を使ってどんな家が建てられるのかイメージするところから始めましょう。

毎月の返済額を入力するだけで、建物価格の目安を算出してくれます。マイホームの候補地を入力すると優良業者の中から予算に合うメーカーをピックアップしてくれるので便利です。

坪単価とは?どういう意味なのか?

注文住宅を建てる際、最初に知っておく必要があるものが「坪単価」です。坪単価とは、その家を建てるときの費用を、「1坪あたりいくら」という価格に置き換えているものです。

坪単価を算出する場合の坪数は、一般的に「延べ床面積」で計算します。計算式は、

「坪単価=本体価格÷延べ床面積」

となります。

例を出すと、A社で40坪の家を建てて、建築費が2,000万円だとすると、

2,000万円÷40坪=50万円

ということになり、1坪あたりの坪単価は「50万円」。

B社で同じく40坪の家を1,600万円で建てた場合だと、

1,600万円÷40坪=40万円

となるので、B社の1坪あたりの坪単価は「40万円」となります。

延べ床面積とは
建物の各階ごとの床面積の合計をいいます。床ではない玄関ポーチやベランダなどは延べ床面積ではなく、工事全体の面積を表す施工面積に含まれます。

この計算した坪単価を基準に、「A社は高い」、「B社は安い」となります。このように、坪単価というのは住宅メーカーが公表している表住的な建物の価格ということではありません。

あくまで、実際に購入したり見積りをとった人たちが、「自分の家は◯◯坪で、総工費が○○万円だったから、計算したら1坪あたり○○万円だった」という例にすぎない、ということを理解しておきましょう。

一部のハウスメーカーでは「坪25.8万円」など、明確に公表しているケースもありますが、大手ハウスメーカーでは、ほとんどこのような坪単価の公表はしていません。

坪単価の計算方法

実は坪単価の計算方法には、正式な決まりはありません。

先ほど坪単価の計算式は「坪単価=本体価格÷延べ床面積」だと解説しましたが、これはあくまでも一般的な計算式であり、すべての住宅メーカーがこの方法で統一しているわけではありません。

このためどうやって数字を算出しているのか計算方法を理解しておかないと、坪単価はあてになりません。

ここでは、ローコスト住宅で有名なタマホームの坪単価の計算式について解説したいと思います。

施工床面積と延べ床面積の違い

タマホームの坪単価の計算式は、

「坪単価=本体価格÷施工床面積」

で算出されています。

カバヤホーム1

出典:http://www.kabaya-home.jp/model/chuo

延べ床面積が「140.8㎡(42.6坪)」なのに対して、施工床面積だと「174.9㎡(52.9坪)」となっており、10坪以上の差があります。

この家を建てるハウスメーカーの坪単価が「40万円」であったなら、

42.6坪(延床)×40万円=1,704万円

が本体工事費となりますがタマホームのように施工床で計算すると、

52.9坪(施工床)×40万円=2,116万円

となり差額は412万円にもなります。下図の赤線で囲っている部分が通常延べ床面積に含まれない部分です。

カバヤホーム2

出典:http://www.kabaya-home.jp/model/chuo

もしタマホームが施行床でなく、一般的な延床で計算した場合の坪単価を計算してみます。この家の建築費を「2,000万円」と仮定します。

延床で計算した場合の坪単価は47万円となります。

2,000万円÷42.6坪=47万円

しかし、これを施工床で計算した場合の坪単価は、約37.8万円となり10万円ほど安くなります。

2,000万円÷52.9坪=37.8万円

この計算方法でタマホームは坪単価を算出しているため、安くなるのです。

タマホームは坪単価25.8万円と公表していますが、他の住宅メーカーと同じように延べ床面積で計算していれば約10万円くらい坪単価は高くなると思います。

10万円高くなっても坪単価が約36万円なので、十分に格安感はあると思います。

今回はタマホームを例に出しましたが、ローコスト住宅の多くの会社がこのような計算方法でなるべく坪単価を安く見せようとしています。

注文住宅の中でもローコスト住宅を検討している人は、メーカーごとに異なる坪単価の計算方法を理解しておかないと業者選びで失敗する可能性があるので注意してください。

小さい家ほど坪単価は高くなる

40坪の家を2,000万円で建てた場合の坪単価は50万円ですが同じハウスメーカーで30坪の家を建てると1,560万円になることがあります。

坪単価に換算すると52万円になり坪あたり2万円も高くなっています。

小さい家を建てた場合でも職人さんの単価は同じですし、キッチンやお風呂などの設備品も同じものを使います。

これらは家が小さい大きいに関係なく発生する費用なので、小さくなれば坪単価は高くなり大きくなれば坪単価は安くなります。

一般的なハウスメーカーの坪単価は「40坪の家」を想定して出してありますので、30坪や50坪のように10坪以上差がでるのであれば、坪単価の変動が発生する可能性は十分にあります。

坪単価の基準は明確に聞いておく

坪単価というのは、あくまでもそのハウスメーカーの目安価格に過ぎません。同じハウスメーカーでも営業マンによって使い方が異なります。

住宅展示場やモデルハウスで、「こちらは坪単価どれくらいですか?」と聞けば、答えてくれると思いますが、その営業マンが言っている坪単価というのが、「本体工事費だけ」のことを言っているのか、それとも「外溝工事などまで含めた総額に対しての坪単価なのか」は、明確に聞いておくようにしましょう。

坪単価を比較する際のポイント

同じ間取りや工法であってもハウスメーカーによって坪単価は異なります。見積もりを比較すると40坪で最大1,000万円ほどの差が出てしまうこともあります。

少しでも安い予算で理想の間取りや工法の家を建てるには、より多くのハウスメーカーや工務店のプランを比較することがポイントになります。

一社一社依頼していくとかなりの労力が必要ですが、一括で資料請求できるサイトなどを上手に活用することで効率よく家づくりを進めることができます。

おすすめサイトは記事の最後で紹介しているので、ぜひ参考にしてもらえばと思います。

坪単価に関するよくある疑問

ここからは、よく耳にする坪単価についての素朴な疑問や質問に答えていきたいと思います。

工務店や建築事務所の坪単価はいくらなのか?

注文住宅を建てる業者はハウスメーカーの他にも地元工務店や建築事務所などがありますが、坪単価が安いのはどこなのでしょうか。

一般的には、ハウスメーカーよりも地元工務店の方が坪単価が低く設定されています。

理由は、モデルハウスの維持管理費、人件費、宣伝広告費などが、地元工務店よりもハウスメーカーの方がかかっているからです。

ただし、坪単価というのはこれだけで決まっているわけじゃありません。使用する木材の質などを落とせば坪単価はいくらでも下げることができます。

あくまでも同じ材木で同じ広さの家を建てると仮定した場合、上記のような理由で地元工務店の方が坪単価を低く設定することができる、ということです。

建築事務所ですが、ここは坪単価という概念がありません。建築事務所は、ハウスメーカーや工務店のように工事費から利益を出しているわけではなく、代理委託契約料が収入源となっています。

坪単価がいくらであろうと建築事務所には関係がないのです。

施主が坪単価30万円で建てたいといえば予算に見合った家を提案してくれますし、坪単価70万円で依頼すればその価格に見合った家を提案してくれます。

金額は税込みと税抜きどちらなのか?

「坪単価とは」のブロックでも解説しましたが、坪○○円という数字は実際に家を建てた人が見積もりを元に算出された数字で、メーカーが公表しているものではありません。

そのため坪単価に対して「税込み」や「税抜き」という概念は存在しませんが、もし金額を使いたい場合は基本「税抜き」価格だと思ってもらえればと思います。

坪単価の値引きはできるのか?

上記で解説しているのと同じで、坪単価55万円を50万円に値引きしてもらえませんか?という交渉はメーカーが公表している数字ではないため意味がありません。

注文住宅の価格を値引き交渉したいのであれば、坪単価ではなく本体工事費に対して値引き交渉をするのがポイントです。

ただし、注文住宅の過度な値引き交渉はあまりおすすめしません。理由は無茶な金額交渉をすることで、建物の品質や安全性を下げられてしまう可能性があるからです。

予算的に厳しいのであれば、過度な値引き交渉するより予算内で信頼できるハウスメーカーや工務店を探すほうが得策だと思います。

まとめ

ハウスメーカーや工務店選ぶ際に坪単価は業者選定の1つの目安になりますが、数字の計算方法が統一されていない点を理解しておきましょう。

特にローコスト住宅を建てるハウスメーカーはできるだけ坪単価を安く見せたいので、比較する際は算出方法をチェックした上で比較するようにしてください。

その他にも使用している木材の質や、アフター保証にまで目を向けることも大事です。

業者選びで最も重要なポイントは、同じ工法、同じ間取りでたくさんのハウスメーカーや工務店のプランを比較しておくことです。

資料請求サイトなどを上手に活用して、焦らず自分達にあうハウスメーカー探してみてください。

人気ハウスメーカーを比較したい場合

LIFULL HOME'S(ハウスメーカー)


ポータルサイトの「LIFULL HOME'S」では、実際の資料請求数やアクセス数をもとに最新の人気ランキングを作成しています。

ランキングは全国版のほか47都道府県別にも作成しているので、自分達がマイホームを建てようとしている地域での人気業者が簡単に分かります。

今どんなマイホームが流行っているのか分かる便利なサイトで、気になる家があれば無料でカタログを取り寄せることができます。

ランキングを参考に自分達に合うハウスメーカーや工務店を探してみましょう。

公式サイトはこちら