【ローコスト住宅】平屋の坪単価と人気の間取りランキング

ローコスト住宅


近年、本体価格1,000台程度で建てられる「ローコスト住宅」が注目を集めています。

コストパフォーマンスに優れた建材や設備、シンプルな間取りなどを採用することで、限られた予算でもイメージに合う注文住宅がつくれるかもしれません。

この記事では、ローコスト住宅のメリット・デメリット、注意点などの基礎知識に触れながら、人気の間取り例を紹介します。

またローコスト住宅を建てるうえで重要なポイントとなる、ハウスメーカー選びについてまとめました。

なるべく安くマイホームを建てたい人や、平家の間取りで悩んでいる人は参考にしてもらえばと思います。

このページの目次

ローコスト住宅とは?基礎知識を押さえよう

ローコスト住宅の仕組み

ローコスト住宅は設備のグレードを下げたり建物の形状を工夫したりと、コストを削減するさまざまな工夫が施されています。

  • 通常の住宅に比べて寿命が短いのではないか
  • 耐震性が低いのではないか

と不安になる人もいるでしょう。

このブロックでは、ローコスト住宅のメリット・デメリットに触れながら低価格の理由や、耐久性や保証面などの疑問を紹介します。

ローコスト住宅のメリット・デメリット比較

ローコスト住宅は限られた予算で家を立てられるものの、選ぶ建材や設備などによっては住宅性能が低くなる点に注意が必要です。

こだわりの少ない部分は予算を削り、断熱材にはしっかりとお金をかけるなど、メリハリを持って予算を配分する必要があります。

ローコスト住宅のメリット・デメリットは以下のとおりです。

ローコスト住宅のメリット

  • 住宅ローンの借入額が少額
  • 着工から完成までの期間が短い
  • 間取りなどが規格化されていて打ち合わせがスムーズ
  • 将来的な建て替えプランが立てやすい

ローコスト住宅のデメリット

  • オプションで追加費用が発生しやすい
  • デザインや間取り、設備などの自由度が低い可能性がある
  • 場合によってはメンテナンス費用・ランニングコストが高くなる
  • 住宅性能を下げすぎると暮らしづらい住宅になる

なぜ低価格で安い家を建てられるのか?

ローコスト住宅は、一般的な住宅の半額ほどで家を建てられるケースもあります。低価格を実現できるのは、以下のような理由があるからです。

  • 同業者と共同で大量仕入れ
  • 自社工場で効率よく生産
  • 高額な広告費をカット
  • 展示場を持たずに維持費を節約
  • 打ち合わせの効率化でコストカット
  • 間取りを工夫し建築費を抑える
  • 現場数が多いので人件費の調整が可能

このように、ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーは、無駄なコストを削減するためにさまざまな工夫を行っています。

外部に委託せず自社工場を持ったり、CMを流す地域を限定したりして仕入れコストや経費を削減しているケースも少なくありません。

「ローコスト住宅は安い木材や型遅れの設備を使用しているのでは」「アフター保証が短いのかも」という不安の声を耳にすることもありますが、低価格を実現できる理由は企業努力によるものです。

ローコスト住宅の寿命は?長く住めるの?

ローコスト住宅の欠陥や問題点

ローコスト住宅は「耐用年数が短いのでは」「将来的に家の建て替えが必要になるのでは」と不安になる人もいるでしょう。

しかしローコスト住宅だからといって、建物の寿命が著しく短くなることはありません。

なぜなら、現在のローコスト住宅は「安心して暮らすために必要な、最低限の設備を満たした住宅」という考え方に基づいており、快適性にこだわった住宅が多く展開されているからです。

ローコスト住宅は寿命が短いと誤解されやすい背景には、2000年代に発生した欠陥住宅のトラブルが挙げられます。

ローコスト住宅が登場したころ、同時期に多くの欠陥住宅が発生したため「ローコスト住宅=欠陥が多い」と誤解してしまった人も多くいるでしょう。

先述のとおり、ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーは価格を下げるために建材を一括購入したり、自社工場で大量生産したりとさまざまな工夫を行っています。

大手ハウスメーカーに比べると建物のデザイン性や間取りの柔軟性、設備の自由度などは劣るかもしれません。

しかしそれらにあまりこだわりがなく、できるだけ安く家を建てたい人にとってローコスト住宅は有力な選択肢となるでしょう。

耐久性、耐震性に問題はないのか?

ローコスト住宅だからといって、耐久性が著しく劣るわけではありません。耐震性についても同様で、ローコスト住宅でも大手ハウスメーカーと同程度の耐震性を持つものもあります。

そもそも耐震性とは、地震に対する建物の強度のことです。「耐震等級1~3」の数字で表され、数字が大きくなるほど耐震性能が高くなります。

「ローコスト住宅=耐震性が低い」というのが事実であれば耐震等級は1または2となるはずですが、ローコスト住宅でも耐震等級3(または耐震等級3相当)という建物も少なくありません。

また耐震性が高いだけでなく、台風や火災などに強い丈夫な住宅を得意とするハウスメーカーもあります。

どの程度の耐久性、耐震等級を持つのかはハウスメーカーや選ぶプランなどによって異なるため、あらかじめ商品の詳細をチェックしておきましょう。

ハウスメーカーを比較するのに便利な予算別カタログ取り寄せサービスがあるので、活用してみてください。

保証やアフターメンテナンスはちゃんとしているの?

ローコスト住宅に関わらず、すべてのハウスメーカーは法律によって最低10年間の保証が義務付けられています。

建物の構造部分に欠陥が見つかった場合や、屋根や外壁などに雨漏りが発生した場合などは、10年以内であれば無償で保証が受けられるケースがほとんどです。

通常の住宅と同じように、住み始めた後の不具合にもしっかりと対応してもらえます。

10年以降の保証については、それぞれのハウスメーカーによって内容や期間が異なる点に注意が必要です。

ローコスト住宅の場合、10年ごとに有償で保証期間を延長していくケースが一般的になります。

独自の保証を設けているハウスメーカーもあり、複数社を比較してアフターメンテナンスが充実している会社を選ぶ必要があります。

工事中のトラブルを保証する「住宅完成保証制度」、地盤に問題があったときに費用などを負担してくれる「地盤保証制度」など、保証制度の種類にも着目し、なるべく多くの保証が付いているハウスメーカーを選ぶとよいでしょう。

ローコスト住宅の坪単価と費用相場

ローコスト住宅の坪単価は、平均で35~50万円ほどです。

決められた規格のなかから間取りや設備を選ぶセミオーダー住宅が多いものの、中には完全自由設計のフルオーダー住宅を手掛けるハウスメーカーもあります。

多くの希望を叶えようとすると予算オーバーになるため、こだわるポイントを絞って条件を取捨選択していくことが大切です。

ローコスト住宅の坪単価はいくら?

ローコスト住宅の坪単価は、平均35~50万円ほどです。35坪のローコスト住宅を建てる場合は、1,225~1,750万円程度の予算になるでしょう。

大手ハウスメーカーの平均坪単価は70万円前後のため、同じ坪単価の家を建てると1,000万円以上費用が安くなることがわかります。

とはいえハウスメーカーのホームページや広告などは、建物本体価格のみが記載されているケースがほとんどです。

外溝工事費や諸費用などが含まれておらず、加算した結果「結局総額は大手ハウスメーカーと同程度の金額になってしまった」という失敗は少なくありません。

ローコスト住宅と大手ハウスメーカーの家を比較するときは、建物の価格だけでなく全体的な総費用を確認しなければならない点に注意しましょう。

注文住宅もローコストで建てられるの?

ハウスメーカーでは「規格住宅」「セミオーダー住宅」「フルオーダー住宅」という3つのタイプがあり、セミオーダーとフルオーダーが自由設計の注文住宅にあたります。

ローコスト住宅でも自由設計で注文住宅を建てることはできますが、費用は規格住宅よりも高くなりやすいでしょう。

規格住宅は間取りなどの変更ができないため、最初にしっかりと自由設計で注文住宅を建てたい旨を伝えることが大切です。

ローコスト住宅に多いのは、間取りや設備、建物の形などを複数のパターンから選択するセミオーダーの注文住宅です。

ある程度の自由度がありつつも、あらかじめ決まった建材を大量生産できるためコストを安く抑えられます。

フルオーダーのローコスト住宅を建てられるハウスメーカーは限られているため、過去の施工実績などをもとに慎重に会社を選ぶことが重要です。

借入額が少ないため住宅ローンが通りやすいのがメリット

ローコスト住宅は通常の住宅に比べて初期費用が安く、住宅ローンの借入額を減らせるメリットがあります。

住宅ローンは借入額と収入のバランス、個人の属性などが審査基準となり、借入が返済能力を超えていると判断される場合は審査を通過できません。

金融機関の多くは返済率の上限を30〜40%ほどに設定していますが、無理なく返済していくには手取り収入の20〜25%ほどが目安となります。

住宅ローンを通過しやすくするには、頭金を増やしたり、返済期間・借入額を見直したりする方法があります。

頭金を増やすと借入額が少なくなり、月々の返済負担を減らせるからです。ローコスト住宅はそもそも借入額が少ないため、用意する頭金も少額で済みます。

予算が限られている人や多くの頭金を用意するのが難しい人でも、比較的審査を通過しやすいでしょう。

予算オーバーを防ぐためのポイント

先述のとおり、現在のローコスト住宅は「安心して暮らすために必要な、最低限の設備を満たした住宅」という考え方に基づいて設計されています。

著しく住宅性能が低下することはありませんが、追加費用なしで設置できる標準設備はローグレードまたはミドルグレードのものが一般的です。

すべての箇所でこだわりを追求しすぎると予算オーバーになってしまうため、「生活に必ず必要な機能でなければ追加しない」という引き算の考え方が重要になります。

予算の範囲内でイメージ通りの家をつくるには、デザイン性・機能性のどちらを重視するかをあらかじめ決めておくとよいでしょう。

両方を取り入れると費用がかかりやすく、かえって中途半端な仕上がりになる可能性があります。

「リビングや寝室はシンプルにまとめ、水回りの設備はよいものを」「床材・壁紙のデザインにこだわり、設備は最低限のものにする」など、予算をバランスよく配分することが大切です。

(例)月々の支払い8万円以下で家を建てることはできるか?

ローコスト住宅を検討している人のなかには「借入額を少額にして月々の返済額を減らしたい」と考えている人もいるでしょう。

借入額によっては月々の返済額を8万円以下に抑えることもできます。例えば融資金利1.5%・返済期間35年の住宅ローンを借り入れる場合、借入可能額の概算は以下のとおりです。

月々の住宅ローン返済額 借入可能額(概算)
8万円 2,612万円
7万円 2,286万円
6万円 1,959万円
5万円 1,633万円
4万円 1,306万円
3万円 979万円
※フラット35「ローンシミュレーション」より算出

建てて良かったローコスト住宅のハウスメーカーランキング

ローコスト住宅ハウスメーカーランキング

ハウスメーカー選びは住宅の満足度を左右する重要な項目です。得意とする施工はハウスメーカーによって異なるため、必ず複数の会社を比較して特徴を見極めるとよいでしょう。

このブロックでは、ローコスト住宅を得意とするハウスメーカーを紹介します。多くの場合、カタログは無料で取り寄せられるので、気になったハウスメーカーがあればホームページをチェックしてみてください。

なお、ポータルサイトの「LIFULL HOME'S」では、予算別のカタログ特集ページがあり、希望する金額にあうハウスメーカーのカタログを無料で取り寄せることができます。

アキュラホーム

アキュラホーム

坪単価 約40.0万円(実質45万~55万円)
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★☆☆☆
断熱材 壁/天井:グラスウール
床:高密度グラスウール
耐震性能 耐震等級3
年間着工数 1,395棟(2017年度)
ホームページ http://www.aqura.co.jp/

「アキュラホーム」は、手頃な価格帯と品質の高さを追求する大手ハウスメーカーです。

ローコスト住宅の先駆者としても知られており、人件費や建材、設備品などあらゆる方面のコストに着目した合理的な家づくりを行っています。

アキュラシステムの特長は、家づくりのさまざまな項目をデータベース化した住宅建築システム「アキュラシステム」を導入したことです。

自社だけでなく各地域の工務店などにも会員提供し、今では2,400社を超える起業がアキュラシステムを使用しています。

アキュラシステムを通じたネットワークは全国に広がり、加盟店で使用する木材や設備品を一括購入することで大幅なコストダウンを行っています。

アキュラホームの評判をチェックする

タマホーム

タマホーム

坪単価 平均40~45万円程度
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★★☆☆
断熱材 壁、天井:グラスウール
床:ポリスチレンフォーム
耐震性能 耐震等級3が基本
年間着工数 約10,000棟~11,000棟
ホームページ http://www.tamahome.jp/

「タマホーム」は、充実した標準仕様が人気を集めるハウスメーカーです。

オール電化仕様・ベタ基礎標準・最長60年保証などが標準仕様となっており、しっかりとした造りのローコスト住宅を建てることができます。

また豊富な商品バリエーションがあり、ベストセラー商品「大安心の家」のほかにも、「元気の家」「木望の家」「木麗な家」などさまざまなラインナップがあります。

「大安心の家」で戸建て住宅を建てる場合、費用相場は36坪ほどの広さで1,600万円前後です。

坪単価に換算すると45万円ほどで、ほかの大手ハウスメーカーの坪単価(65万~70万円ほど)と比較すると大幅なコストカットが行われていることがわかります。

タマホームの評判をチェックする

アイフルホーム

アイフルホーム

坪単価 平均38~45万円程度
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★☆☆☆
断熱材 グラスウール
耐震性能 耐震等級3相当
年間着工数 約5,000棟
ホームページ http://www.eyefulhome.jp/

「アイフルホーム」は株式会社LIXILが運営するハウスメーカーです。

フランチャイズ店は国内で250を超え、日本国内では最大規模のハウスメーカーの1つといえるでしょう。ローコスト住宅のなかでは老舗で、販売実績も豊富にあります。

アイフルホームの特長は、キッチンやバス、トイレなどのLIXIL製品を安く購入できることです。

また完全ネット限定販売の「i-Prime7」など、建物価格700万円台から家を建てられるプランがあります。

間取りや外観のデザインなどをすべて自分で決められますが、不明点はすべてネットの専用窓口で相談する必要があり、ある程度家づくりの知識がある人におすすめです。

アイフルホームの注意点は、フランチャイズ展開のため店舗によってメンテナンスやアフター保証の対応がなど異なる点です。

実際に契約するときは、各店舗のサービス内容や契約条件などをよく確認することが大切です。

アイフルホームの評判をチェックする

アイダ設計

アイダ設計

坪単価 平均37~43万円程度
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★☆☆☆
断熱材 グラスウール
耐震性能 ※公表なし
年間着工数 約2,700棟
ホームページ http://www.aidagroup.co.jp/

「アイダ設計」は24坪・888万円などの超ローコスト住宅が注目を集めるハウスメーカーです。

ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーのなかでは知名度が高く、テレビCMなどで名前を聞いたことがある人も多いでしょう。

坪単価に換算すると37万円ほどで、付帯設備費としてプラス500万円かかったとしても、4人家族で住める広さの家を総額1,500万円ほどで建てられることになります。

アイダ設計の特長は、二世帯住宅やZEH仕様の戸建て住宅などにも対応できることです。

ローコスト住宅はどうしても手狭な間取りになりやすいものの、アイダ設計は機能性や広さにこだわった家づくりができます。

さまざまな商品がありますが、高気密・高断熱住宅、理想の間取りなどにこだわりたいのであれば低価格のブラボースタンダードではなく、グレードが高い商品を選ぶのがおすすめです。

また、ローコスト住宅として知られているハウスメーカーの多くがフランチャイズ経営なのに対し、アイダ設計は自社販売です。

フランチャイズ制に不安を感じている人や、品質にこだわりたい人にも適しています。

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レオハウス

レオハウス

坪単価 平均40~45万円程度
構造・間取り 木造軸組工法、2×4工法
気密・断熱性能 ★★☆☆☆
断熱材 グラスウールor吹き付け(高発泡ウレタン)
耐震性能 ※公表なし
年間着工数 約1,700~1,800棟
ホームページ https://www.leohouse.jp/

「レオハウス」は、ヤマダホールディングスが手掛けるの注文住宅ブランドです。

もともとはタマホームのフランチャイズとしてスタートしましたが、2006年に独立したあと株式会社ヤマダホームズに吸収合併されて現在の形になりました。

良心的な価格でありながら、完全自由設計でつくれる注文住宅を得意としており、高いデザイン性や機能性が人気を集めています。

「低予算のローコスト住宅で一戸建てを建てたい」「できれば断熱性能や耐震性能はもっとアップしたい」という人におすすめのハウスメーカーです。

レオハウスの特徴は、顧客満足度が高いことです。「2023年オリコン顧客満足度調査・ハウスメーカー注文住宅」では「2千万円未満」の部門で3位を獲得しています。

また2018年までは3年連続で「金額の納得感」で1位を獲得しており、見積りの正確さやコストの妥当性などにも定評があります。

レオハウスの評判をチェックする

ユニバーサルホーム

ユニバーサルホーム

坪単価 平均45~50万円程度
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★★☆☆
断熱材 吹付硬質ウレタンフォーム
耐震性能 ※公表なし
年間着工数 約1,900~2,000棟
ホームページ https://www.universalhome.co.jp/

「ユニバーサルホーム」は、アイフルホームやクレバリーホームとならぶフランチャイズ制の3大ローコスト住宅メーカーです。

独自開発の「地熱床システム」が人気を集めており、ユニバーサルホームを選んだ人の多くが地熱床システムを導入しています。

地熱床システムとは地面と床下に砂利を敷き詰め、密閉した上をコンクリートで仕上げる工法です。

暖房に地熱を活用するため、光熱費を最小限に抑えることができます。また外部からの振動や騒音などを吸収・分散するクッションのような役割を果たすため、地震対策としても効果的です。

ユニバーサルホームの注意点は、フランチャイズ制のため店舗によって対応や品質が異なる可能性があることです。

店舗ごとの評判をあらかじめ調べ、口コミや実績などをもとに依頼する店を選ぶとよいでしょう。

ユニバーサルホームの評判をチェックする

クレバリーホーム

クレバリーホーム

坪単価 平均40~45万円程度
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★★☆☆
断熱材 壁、天井:ロックウール
床:ポリスチレンフォーム
耐震性能 ※公表なし
年間着工数 約1,700~1,800棟
ホームページ https://www.cleverlyhome.com/

「クレバリーホーム」はローコストでありながら、高機能な標準仕様がそろっているハウスメーカーです。

外壁タイル住宅のパイオニアとして知られており、高品質な家づくりを得意としています。

クレバリーホームの特長は、外壁の標準仕様でタイル張りに対応していることです。

ほかのハウスメーカーでは、総タイル張りの外観にするとオプション費として200万円ほどかかるケースが多いでしょう。

クレバリーホームはオリジナル外壁タイル「クレタイル」を扱っており、高級感のあるタイル張りの住宅を低価格で建てられます。

ただしフランチャイズ制のため、クレバリーホームという看板を掲げていても実際に営業しているのは地元の工務店です。

全国展開しているため近場で相談しやすいメリットがありますが、店舗ごとにサービス内容や標準仕様のレベルなどが変わる可能性がある点に注意しましょう。

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ロイヤルハウス

ロイヤルハウス

坪単価 約36万円(実質46万~52万円)
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★★☆☆
断熱材 グラスウール
耐震性能 耐震等級2?※※公式HPでは確認できない
年間着工数 約1,100棟
ホームページ https://www.royal-house.co.jp/

「ロイヤルハウス」も、北海道から沖縄まで100社以上の加盟店を持つフランチャイズ制の住宅会社です。

住宅性能表示7項目すべてにおいて最高等級をクリアした「SSS構法」の住宅を手掛けており、品質の高さに定評があります。

ロイヤルハウスはこれまで不安視されていたアフター保証やメンテナンスに、独自のシステムを取り入れています。

例えば、「ロイヤルハウス住宅完成保証制度」は母体であるロイヤルハウスが建物の完成を保証してくれる制度です。

地域密着型の工務店とフランチャイズ店両方のメリットを兼ね備えており、「フランチャイズでも安心感のある店舗に依頼したい」「自宅からの近さを重視したい」といった人に適しています。

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エースホーム

エースホーム

坪単価 約40万円(実質48万~55万円)
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★★★☆
断熱材 壁/天井:ロックウール
床:ポリスチレンフォーム
耐震性能 耐震等級3
年間着工数 約500~600棟
ホームページ https://www.acehome.co.jp/

「エースホーム」は、ヤマダホームズと住宅設備メーカーのLIXILが共同出資をして設立したフランチャイズ系のハウスメーカーです。

近年住宅関連商品に力を入れているヤマダホームズ、住宅設備で抜群の知名度があるLIXILの両方の特長を併せ持ち、構造面・設備面でも魅力的な家を多く販売しています。

充実した商品ラインナップが人気を集めており、なかには耐震等級3を獲得する高性能な家もあります。

ただし、今回紹介しているローコスト住宅のなかでは少々値段は高額で、坪単価は40〜50万円を超えるものもあります。

価格以上の家を建ててくれると評価を得ているため、費用対効果の高い家を建てたい人や、多少お金をかけてでも品質のよいローコスト住宅を建てたい人などにおすすめです。

エースホームの評判をチェックする

アエラホーム

アエラホーム

坪単価 29.2万円(実質37万~42万円)
構造・間取り 木造軸組工法
気密・断熱性能 ★★☆☆☆
断熱材 壁/天井/床:グラスウール
耐震性能 耐震等級2
年間着工数 推定500~700棟
ホームページ https://aerahome.com/

「アエラホーム」は、長期優良住宅基準をクリアする注文住宅でありながら、低価格でマイホームを建てられるハウスメーカーです。

最も低価格なのは「COSPAS(コスパス)」シリーズで、建物価格の坪単価は30万円ほど、最終的な見積りは坪単価換算で37~42万円ほどなった事例が多く見受けられます。

アエラホームは超ローコストの注文住宅を得意としていることから、タマホームなどと比較検討する人が多いようです。

どちらも同じ木造軸組ですが、アエラホームは建物全体をすっぽりと包む「外張り断熱システム」を採用しています。

外張り断熱システムは、家全体をアルミ箔で覆うことで家の断熱性を向上するだけでなく、シックハウス症候群にも高い効果を発揮します。

高気密・高断熱住宅のローコスト住宅を希望する人や、健康志向の人などにおすすめのハウスメーカーです。

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ローコスト住宅で人気の間取り例

ローコスト住宅は、あらかじめ決められた間取りのなかから好きなタイプを選択するケースが多くあります。

以下ではローコスト住宅で人気の間取り例と、そのハウスメーカーをまとめました。

シンプルで開放感がある29坪・平屋の例(タマホーム)

ローコスト住宅平屋タマホーム

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建物価格1,500~1,999万円でゆったりとした平家を建てた事例です。

25帖のリビングと和室、寝室から構成される2LDKで、リビングを中心に移動がしやすいように導線設計を行っています。

またLDKと一体化したテラスには、天井まである大きな窓を配置し開放感をアップ。

テラスに面した位置に浴室をつくったことで、ライトアップを見ながらバスタイムを楽しむこともできます。

インナーガレージ付き23坪・2階建2LDKの例(アキュラホーム)

ローコスト住宅インナーガレージアキュラホーム間取り1階

ローコスト住宅インナーガレージアキュラホーム間取り2階

ローコスト住宅インナーガレージアキュラホーム間取り小屋根

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建物価格1,500~1,999万円でインナーガレージ付きの2階建住宅を建てた事例です。

1階部分はインナーガレージと水回り、客間で構成されています。客間は将来子ども部屋として使えるように、多目的な空間をつくりました。

2階部分はLDKとパントリー兼ランドリーコーナー、広々としたバルコニーがあり、家事動線を短縮することで家事の効率化を追求。

太陽の光が入りやすい2階をリビングにしたことで、過ごしやすい快適な空間になりました。

吹き抜けのある大空間31坪・2階建3LDKの例(アエラホーム)

ローコスト住宅吹き抜けアエラホーム間取り1階

ローコスト住宅吹き抜けアエラホーム間取り2階

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建物価格1,600万円台で吹き抜けのある2階建住宅を建てた事例です。

1階部分はLDKと寝室、ウォークインクローゼットで構成されており、LDKとウッドデッキをつなげて開放感を向上しました。

2階部分は吹き抜けに面したフリースペースと2部屋の洋室をつくり、ライフスタイルの変化に対応できるよう余裕のある部屋数を設けています。

高気密・高断熱を実現する外張W断熱工法を採用し、冬は暖かく夏は涼しい住宅を目指しました。

スキップフロアで広がりを演出!52坪・2階建4LDKの例(クラフトホーム)

ローコスト住宅スキップフロアクラフトホーム間取り1階

ローコスト住宅スキップフロアクラフトホーム間取り2階

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建物価格1,500~1,999万円で家族5人で暮らせる4LDKの家を建てた事例です。1階部分はインナーガレージとLDK、チャイルドコーナーと水回りで構成されています。

チャイルドコーナーは扉を設けず、床の高さを変えてゆるやかに空間を仕切ったことで空間に奥行きが生まれました。

水回りは部屋の奥に配置し、生活感が出すぎない間取りを心がけたそうです。

また2階部分は4部屋の洋室とリビングを見下ろすスキップフロアがあり、すべての部屋が日当たりの良い南側に面しています。

使いやすい和室がある33坪・平家の例(ミラクルホーム)

ローコスト住宅平屋ミラクルホーム

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建物価格1,500~1,999万円で和室がある4LDKの平家を建てた事例です。玄関を開けるとホールに沿って3部屋の洋室があり、正面に水回りを配置。

日当たりがよい南西側にLDKをつくり、隣接する8畳の和室を設けています。

「リビングの隣に足を伸ばしてくつろげる和室が欲しい」「収納力を重視したい」などの要望をもとに、こだわりを持って間取り設計を行ったそうです。

また通常よりも天井を高くしたことで、明るさと開放感を取り入れました。

ハウスメーカー選びで失敗しないための注意点

失敗しないためのチェックポイント

ハウスメーカーはそれぞれ異なる特徴があり、それらを理解しないまま依頼すると失敗につながる恐れがあります。

下記では、ローコスト住宅のハウスメーカー選びで注意するべきポイントをまとめました。

ハウスメーカーごとに特徴があるのを理解しよう

ローコスト住宅を手掛けているハウスメーカーのなかでも、会社によって施工の得意・不得意があります。

例えば、高気密・高断熱を得意にしている会社もあれば、地震に強い家や健康住宅、省エネのZEH住宅などを得意としている会社もあります。

代表的なローコスト住宅メーカーの得意分野は、下記のとおりです。

会社名 特徴 詳細
タマホーム 耐震性、長期優良 大安心の家プレミアムは耐震等級3、標準仕様で長期優良住宅に対応
アイフルホーム ZEH 次世代レジリエンス住宅はZEHタイプ
アイダ設計 低価格 とにかく建築費を抑えたいという人におすすめの1社
レオハウス 女性目線 女性満足度が高い住宅メーカー
ユニバーサルホーム 省エネ 地熱床システムを標準搭載した省エネ住宅が人気
クレバリーホーム デザイン 標準仕様でタイル外壁を採用

自分が希望する項目を得意としているローコスト業者を絞り込み、なるべく複数の会社から話を聞くようにしましょう。

目に見える坪単価が安くても、内容が曖昧なメーカーには注意!

ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーの広告には、「700万円で建てられる家」などのキャッチコピーが書かれていることがあります。

多くの場合は建物の躯体を建築する「建物本体価格」が記載されており、付帯工事費用や諸費用などが別途加算されるのが一般的です。

記載されている金額は総額ではないため、追加費用がかかる点に注意しましょう。

加えて、ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーは、オプションでの設備追加が必須であったり、坪単価を安く見せるために独自の計算式を採用していたりするケースも少なくありません。

例えば、建築費用を算出するときは述べ床面積を用いるのが一般的ですが、あえて施工床面積を用いて坪単価を安く見せているケースもあります。

「最終的な見積りは大手ハウスメーカーと変わらない金額になってしまった」という失敗例も多いため、坪単価の安さだけで判断せず、内訳を細かく確認することが大切です。

必ず複数のハウスメーカー、工務店の見積もりを比較しよう

先述のとおり、ハウスメーカーにはそれぞれ異なる特徴があり、見積書の出し方も会社によって変わります。

1つのハウスメーカーに見積もりを取っただけでは費用相場を把握しづらいため、必ず複数のハウスメーカーに相見積もりを依頼しましょう。

内容を細かく確認し、金額が「一式」とまとめられている箇所は内訳を明確にしておくことが大切です。

また相見積もりを取るときは、必ず同じ内容を依頼すること、他社の見積書を引き合いに出して値引き交渉をしないことなどに注意しましょう。

おおまかな予算と要望をまとめ、優先順位を明確にしておくと打ち合わせをスムーズに進められます。

見積書の内訳はもちろんのこと、担当者との相性やコミュニケーションの取りやすさなども比較して、信頼できると感じたハウスメーカーに依頼することが大切です。

ちなみに、ハウスメーカー選びで悩む場合は、「LIFULL HOME'S」というポータルサイトの活用がおすすめです。

予算別あうハウスメーカーのカタログを取り寄せることができる便利なサイトなので、マイホームで後悔したくない人は参考にしてもらえばと思います。

構造以外の部材もチェックする

ローコスト住宅は低価格を実現するために、ローグレードの木材を使用することがあります。

例えば構造部分には高性能の木材を使い、ドアやフローリングなどの屋内の部材に合板や集成材を使用するケースも少なくありません。

見積書の内訳を確認するときは、細かい箇所の部材についても調べておくとよいでしょう。

またローコスト住宅は、現在あまり使われていない古いタイプの設備が標準仕様となっているケースもあります。

例えば大手ハウスメーカーでは窓に「複層Low-Eガラス」を採用しているものの、ローコスト住宅では「樹脂サッシ」をすすめられるケースなどです。

このような失敗を防ぐために、大手ハウスメーカーはどの設備を採用しているのか、標準仕様は何かなど、住宅設備のトレンドをある程度理解したうえで打ち合わせを進めることが大切です。

ぜひ、この前のブロックで紹介した予算別のカタログサイトを活用してトレンドを把握しておきましょう。

カタログは無料なので想定している予算の少しの上の価格帯も一緒に取り寄せておくのがおすすめです。

契約する前にプラン内容、オプション価格を確認する

同じローコスト住宅でも、どこまでが標準仕様に含まれているのか、何がオプションとなるのかといったプラン内容はハウスメーカーによって異なります。

そもそも標準仕様とは、ハウスメーカーが家の形や設備、間取りなどを基本のプランとして定めたものです。

標準仕様にない要望を追加する場合はすべてオプションとなり、追加費用が発生します。ローコスト住宅は標準仕様のグレードが低く設定されているケースも多いため、契約前に詳細を確認しておきましょう。

ローコスト住宅によくある失敗の1つに、「オプション工事が多く、追加工事費で費用が高額になった」というケースがあります。

外構工事や配管工事などを別途工事費とし、契約後に追加請求をする悪質なハウスメーカーも存在します。

契約後に費用が大きく変わることがないように、見積書にどこまでの費用が含まれているのか、追加費用は発生するかなどをあらかじめ問い合わせておきましょう。

施主支給OKの会社なら少し節約できる

「施主支給」とは、自分で購入した建材や設備などをハウスメーカーに取り付けてもらうことです。

ローコスト住宅施主支給

引用画像:https://www.suumocounter.jp/chumon/report/jitsurei/entry/sesyushikyu/

好みに合うものを自由に購入できるだけでなく、安価な設備を購入できればその分コストを抑えることもできます。

施主支給に対応しているかどうかはハウスメーカーによって異なりますが、なるべくコストを抑えたい人や採用したい設備が決まっている人などは、有力な選択肢になるでしょう。

しかし施主支給は自分で用意した設備は工務店の保証外になる、設備によって向き・不向きがあるなどのデメリットもあります。

万が一不具合が発生したときに備えて、国内の大手メーカーが扱う商品などしっかりとした保証が付いているものを選ぶとよいでしょう。

また建物の構造に関わる建材や大型の設備などは避け、自宅で保存できるものや取り替えが効くものなどにとどめるのがおすすめです。

土地から探す場合はどうすればいいのか?

ハウスメーカーのホームページに記載されている住宅の金額は、土地代が含まれていないケースがほとんどです。

土地を所有していない場合は、まず土地の購入からはじめなければなりません。以下ではローコスト住宅を建てるとき、なるべく費用を抑えて土地を購入するポイントを紹介します。

土地代にいくらまで使えるかシミュレーションする

どのエリアを選ぶかにもよりますが、土地の取得には建物と同程度の費用がかかることもあり、予算に影響を与える重要なポイントです。

予算のバランスとしては、建物の建設費用に60〜70%、土地代に30〜40%ほどの費用を配分するのがよいといわれています。

ローコスト住宅土地代

引用画像:https://tatepita.iyell.jp/media/assets/tatepita-028-04.webp

とはいえ地価が高い首都圏などを選ぶと、土地代が予算の40%以上を占めてしまうケースも少なくありません。

郊外であれば土地代を予算の20%ほどまで抑えられた事例もあるため、土地代にいくらまで使えるのか、そのためにはどのエリアを選ぶべきかをしっかりと検討することが大切です。

土地が安い地域を探すための方法、手順は?

土地を探すときは、インターネットで検索したり不動産屋・ハウスメーカーに依頼したりする方法が一般的です。

インターネットで探す場合は国土交通省が提供する「地価総合情報システム」を活用するとよいでしょう。

実際に行われた不動産取引価格や都道県地価調査の価格を調べることができ、首都圏以外に絞ると安い土地を探しやすくなります。

また古家付きの土地を購入し、解体するという方法もあります。1坪あたり4万〜5万円ほどの解体費用がかかるものの、相場よりも安く土地を購入できる可能性が高いでしょう。

また空き家を手放したい人と購入したい人をつなぐマッチングサービスなど、格安で古家付きの土地を購入できるサービスもあります。

狭小地や複雑な形の土地を選ぶのはNG

土地を探していると、相場よりも安く売られている「不整形地」を目にすることがあります。不整形地とは正方形や長方形ではない、複雑な形の土地です。

また土地に傾斜があったり道路に接していなかったりする土地も不整形地に該当します。

それらは法律によって家を建てるのを禁止されていたり、建築に多くの費用がかかったりするデメリットがあるため、費用を抑えてマイホームを建てたい人にとっては不向きかもしれません。

加えて、価格が安いからといって狭小地を購入すると、かえって建設費用が割高になる可能性があります。

狭小地は人気があるエリアでも比較的安く購入できますが、移住空間を快適にするために設計上のさまざまな工夫が必要です。

無理に費用を安くすると日当たりが悪くなったり、住居スペースを確保しづらくなったりと不具合が発生する可能性もあるでしょう。

土地を購入するときは、土地代そのものだけでなくその後にかかる建築費用のことも考慮する必要があります。

(参考)筆者がおすすめする土地が安い地域5選

費用を抑えてマイホームを建てるには、なるべく安い土地選びが欠かせません。とはいえ快適に生活するには、土地価格だけでなく交通アクセスや都市機能なども考慮したいものです。

以下では生活利便性と土地価格のバランスがよい、筆者おすすめの土地を紹介します。

千葉県柏市

千葉県柏市は東京都心へのアクセスがよく、つくばエキスプレスやJR常磐線などが通っています。

JR山手線の日暮里駅には30分ほど、新宿駅までは1時間以内で行くことができ、都心の主要駅にも比較的簡単にアクセスできるでしょう。

また柏駅の周辺は商業施設や学校が整備され、住みやすい環境が整っています。

大阪府茨木市

大阪府茨木市はJR大阪線や阪急京都線が通り、大阪市内へのアクセスが良好です。

大阪駅までは電車で20分ほどで行くことができ、交通利便性に優れたベッドタウンとしても知られています。

豊かな自然環境と大阪の都市機能を併せ持ち、土地価格も手頃であることからファミリー層におすすめのエリアです。

埼玉県所沢市

埼玉県所沢市は、西武池袋線や西武新宿線などが通り、東京都心へのアクセスが便利なエリアです。

車・電車どちらでも都心へ出やすく、また高速道路を使えば地方にも比較的簡単にアクセスできます。

恵まれた自然環境がありながらも、近年は再開発が進んでおり、所沢駅近辺は商業施設や商店街などでにぎわっています。

岡山県倉敷市

岡山県倉敷市はJR山陽本線が通り、岡山市内へのアクセスが便利です。

倉敷駅から岡山駅までは20分以内で行くことができ、駅周辺には病院や公共施設、商業施設などがそろっています。

また倉敷市は大学や高校、中学校などが集まる学園都市としての一面もあり、ファミリー層にも人気があります。

土地価格も比較的安く、注文住宅を建てるにはコスト面でも魅力的なエリアだといえるでしょう。

兵庫県宝塚市

兵庫県宝塚市はJR西日本、阪急鉄道が通っており、さらに路線バスの種類が充実しています。

自然環境が豊かでありながら大阪や神戸へのアクセスがよく、都心まで行くことができる高速バスも運行しています。

宝塚駅の周辺には商業施設などがあり、生活に便利な施設もそろっています。

地域別ハウスメーカー早見表

先ほど紹介したハウスメーカーの店舗を「首都圏」と「首都圏以外」の地域に分けて表にしてまとめました。

  • 首都圏:東京、横浜(神奈川)、千葉、埼玉
  • 首都圏以外:名古屋(愛知)、大阪、福岡、北海道

下記で紹介する以外にも各社たくさんの店舗があるので、詳細はそれぞれの公式サイトをチェックしてください。

首都圏

東京

店舗名 住所 電話
タマホーム
多摩支店
八王子市別所2丁目62番 0120-923-890
アイフルホーム
町田店
町田市中町1-25-9 042-720-1041
アイダ設計
西池袋店
板橋区南町12-10リバティー901F 0120-993-670
レオハウス
江戸川展示場
江戸川区中央4-21総合住宅展示場ハウジングギャラリー江戸川内 0120-400-817
ユニバーサルホーム
武蔵野店
武蔵野市境1-3-14飯田ビル2号館 0120-803-259
クレバリーホーム
立川店
立川市泉町935-1ABCハウジングワールド立川展示場内 042-540-0504
アキュラホーム
練馬展示場
練馬区谷原5-28-30(練馬ICハウジングギャラリー内) 03-5947-6022
ロイヤルハウス
調布店
調布市緑が丘1-37-67 03-3326-2210
アエラホーム
千代田店
千代田区九段南2-3-1 青葉第一ビル2階 03-3512-2320

横浜(神奈川)

店舗名 住所 電話
タマホーム
横浜支店
横浜市西区西平沼町6-1 tvkハウジングプラザ横浜内 0120-923-520
アイフルホーム
横浜西店泉展示場
横浜市泉区上飯田町928-1 045-800-3015
アイダ設計
ハウスクエア横浜モデル店
横浜市都筑区中川1-4-1 ハウスクエア横浜 0120-933-935
レオハウス
相模原展示場
相模原市南区古淵6-3-9 相模原・古淵ハウジングステージ内 0120-400-791
ユニバーサルホーム
横浜平沼店
横浜市西区西平沼町6-1 tvkハウジングプラザ横浜内 045-317-7277
クレバリーホーム
秦野店
秦野市今泉1300-6 0463-72-7001
アキュラホーム
港北展示場
横浜市都筑区川向町989 045-476-8710
アエラホーム
相模原店
相模原市中央区由野台2-1-8 042-851-4800

千葉

店舗名 住所 電話
タマホーム
千葉支店
千葉市中央区村田町893-945 0120-923-570
アイフルホーム
船橋店
船橋市夏見台5-8-19 047-429-1041
アイダ設計
船橋店
船橋市上山町2丁目448 0120-995-782
レオハウス
木更津展示場
木更津市貝渕3-13-49 木更津住宅公園内 0120-400-442
ユニバーサルホーム
市原店
市原市青葉台1-5 0436-20-8841
クレバリーホーム
柏店
柏市柏3-8-8 04-7150-3300
アキュラホーム
柏の葉展示場
柏市新十余二15-2(住まいるパーク柏の葉内) 0120-622073
ロイヤルハウス
木更津店
君津市泉175-12 0439-77-0237
アエラホーム
成田店
成田市並木町219-8 0476-20-0066

埼玉

店舗名 住所 電話
タマホーム
さいたま支店
さいたま市緑区美園六丁目9番地7 0120-926-229
アイフルホーム
川越東店
川越市小仙波町2-25-2 049-223-8677
アイダ設計
本店営業部
さいたま市大宮区桜木町2-286 0800-888-0120
レオハウス
大宮展示場
さいたま市北区植竹町1-816-1 大宮北ハウジングステージ内 0120-400-820
ユニバーサルホーム
大宮店
さいたま市北区植竹町1-816-1 大宮北ハウジングステージ会場内 048-669-8227
クレバリーホーム
新座朝霧店
新座市畑中3-9-10新座・朝霞ハウジングステージ内 048-424-4136
アキュラホーム
川越展示場
川越市新宿町5-13-62(川越ハウジングステージ内) 049-248-5877
ロイヤルハウス
春日部店
春日部市谷原新田2043-6 048-795-5672
エースホーム
川越店
川越市霧ヶ関北3丁目1-30 049-232-5511
アエラホーム
大宮北店ショールーム
上尾市原市3727-1 048-731-8384
首都圏以外

名古屋(愛知)

店舗名 住所 電話
タマホーム
名古屋支店
名古屋市緑区大高町寅新田18番 0120-923-450
アイフルホーム
名古屋東店
名古屋市守山区下志段味字釼当先1017 052-739-0099
アイダ設計
守山モデル店
名古屋市守山区青山台624 0800-888-9799
レオハウス
豊橋展示場
豊橋市神野新田町字中島10番地ハウジングプラザ豊橋南内 0120-400-457
ユニバーサルホーム
豊田店
豊田市住吉町1-15-11 0565-42-4453
クレバリーホーム
名古屋プラザ店
名古屋市守山区原境町1002 052-773-4747
アキュラホーム
名古屋展示場
名古屋市北区猿投町2(黒川東中日ハウジングセンター内) 052-910-0346
ロイヤルハウス
岡崎店
岡崎市赤渋町字蔵西18-1 0564-72-4848
エースホーム
三河店
安城市百石町1丁目6-3 暮らしのお店2F 0566-71-2822
アエラホーム
一宮店
一宮市赤見3-11-2 0586-28-9211

大阪

店舗名 住所 電話
タマホーム
大阪支店
茨木市清水1丁目34番8号 0120-923-400
アイフルホーム
藤井寺店
羽曳野市伊賀3丁目18番2号 072-953-6577
アイダ設計
大阪天満店
大阪市北区浪花町2-25 0120-955-322
レオハウス
OBPショールーム
大阪市中央区城見1-3-7松下IMPビル2階 0120-400-847
ユニバーサルホーム
枚方店
交野市天野が原町2-20-14 072-380-7902
クレバリーホーム
泉佐野店
泉佐野市日根野7265 0120-50-9081
アキュラホーム
花博展示場
大阪市鶴見区焼野1丁目南5(花博記念公園ハウジングガーデン内) 06-6914-3131
ロイヤルハウス
北摂店
豊中市桜の町3-6-7 06-4867-3000

福岡

店舗名 住所 電話
タマホーム
福岡支店
太宰府市大字向佐野1丁目12番7号 0120-923-030
アイフルホーム
宗像店
福津市津丸1136-1 0940-42-5887
アイダ設計
新宮モデル店
糟屋郡新宮町三代730-10 0800-8885-454
レオハウス
福岡東店
古賀市美明3-5-14 0120-400-400
ユニバーサルホーム
福岡西店
福岡市西区周船寺1-16-8 092-807-2778
クレバリーホーム
久留米店
久留米市国分町2028 0942-21-3120
ロイヤルハウス
小倉北店
北九州市小倉北区上到津2-3-9 093-581-5300
エースホーム
福岡東店
宮若市本城544-2サンコーポ6 1F103 0949-52-9001
アエラホーム
福岡東店
古賀市舞の里4-3-15 092-410-1133

北海道

店舗名 住所 電話
タマホーム
札幌支店
札幌市手稲区新発寒五条1丁目1-1 0120-926-219
アイフルホーム
札幌中央店
札幌市中央区宮の森4条7丁目3番21号 011-633-0700
ユニバーサルホーム
札幌東店
札幌市厚別区厚別東五条8丁目 北海道マイホームセンター森林公園駅前会場内 011-807-3110
クレバリーホーム
環状通店
札幌市東区北18条東16-2-7 011-792-0301
ロイヤルハウス
音更店
帯広市西四条南37-1-4 0155-47-3000

ローコスト住宅に関するよくある質問

以下では、ローコスト住宅を建てるときによくある質問をまとめました。デザインや騒音問題、失敗の理由などについて知りたい人は参考にしてください。

展示場やモデルルームの下見は行った方がいい?

ローコスト住宅に限ったことではありませんが、モデルルーム見学や完成見学会に参加してみなければ分からないことが多数あります。

例えば、家に使われている木材や断熱材に含まれる科学物質によって健康被害を受けてしまう「シックハウス症候群」の問題が挙げられます。

モデルルームを訪れたとき、咳や鼻水が出たり目のかゆみを感じたりするようであれば、その会社が使用している建材などが体質に合わないのかもしれません。

ほかにも、照明の明るさやデザインの印象など、実際に行ってみないとわからないことが多くあります。失敗を防ぐためにも、契約前に必ずモデルルームへ行くようにしましょう。

壁が薄いって本当?騒音問題などのデメリットはある?

ローコスト住宅と聞くと「壁が薄いのでは」と心配になる人もいるでしょう。しかし大手ハウスメーカーと同じようにに防音性、遮音性の高い家を建てているローコスト住宅も少なくありません。

例えば、大手ハウスメーカーが使用している外壁材に「ALC外壁材」があります。ALC外壁材は遮音性や耐火性に優れており、駅のホームの防音駅として使用されるほど高い性能を持っています。

ローコスト住宅を手掛けるハウスメーカーでもALC外壁材を扱っており、すべてのローコスト住宅の壁が薄いとは言い切れません。

またALC外壁材は一般的なサイディング系の外壁材に比べてかなりの重量があり、重さを支えるためには強固な構造が必要になります。

ALC外壁材を使用しているローコスト住宅は防音性が高いだけでなく、構造面でも優れているといえるでしょう。

ローコスト住宅はデザインが地味でつまらない?

ローコスト住宅はあらかじめ決められた建材や設備を大量に発注することで、仕入れコストを削減しています。

どうしても同じようなデザインになりやすく、オリジナリティを追求する人にとってはつまらないと感じるかもしれません。

しかし家の面積を狭くしてコストを浮かせたり、自由な設計を得意とするハウスメーカーに依頼したりと対策を取ることで、デザインにこだわったローコスト住宅をつくることもできます。

例えば、ローコスト住宅の外壁には「窯業系サイディング」が多く使用されますが、カラーや質感などのバリエーションが豊富で好みのものを探しやすいことが特徴です。

屋根材とのバランスを考慮しながら組み合わせを考えることで、おしゃれな外観の家をつくれるでしょう。

実際にローコスト住宅に住んで失敗したと思った理由は?

実際にローコスト住宅を建てた100人にアンケートを実施し、結果をグラフにまとめてみました。

ローコスト住宅で後悔した理由

ローコスト住宅に住んでみて失敗した理由でもっとも多かったのは「業者選び」です。

多くのハウスメーカーや工務店から納得のいく会社を選ぶのが難しく「最後まで悩んだもう1社の方にしておけば良かった」という回答もありました。

次に多かったのは「予算」で、色々とオプションを付けた結果、想定よりかなり金額がオーバーしてしまったケースも多く見受けられます。

間取りや住宅ローン、アフターサービスについて後悔している人もおり、その他の回答のなかには、「モデルルームでイメージしていたのと違った」「工程が大幅に遅れて困った」という意見もあります。

これからローコスト住宅を建てる人は、「業者選び」「予算」「間取り」についてしっかりと検討することをおすすめします。

ローコスト住宅を売却する時の評価はどのくらい?

ローコスト住宅の家だからといって、売却するときの評価額が極端に下がることはありません。

有名な大手ハウスメーカーで建てた家であれば売却時に多少プラス査定になることはありますが、それ以外ではほぼ売却査定に差がでることはないと考えてよいでしょう。

下記は当サイト独自のシミュレーションですが、築10年の家を売却する場合の査定額を比較したものです。(※数字はあくまでも大まかな目安です)

大手 ローコスト
土地購入価格 1,000万 1,000万
建物購入価格 2,800万 1,800万
坪単価 70万 45万
売却査定
(土地込)
2,800万 2,280万

大手ハウスメーカーの場合、土地と建物を合わせた購入価格が「3,800万」で、売却査定額が「2,800万」です。一方、ローコスト住宅の場合は購入価格が「2,800万」で、売却査定が「2,280万」となります。

建物の状態などによって金額は大きく変わりますが、仮に同じ立地に同じ広さで家を建てた場合の目安とするとよいでしょう。

まとめ

一言でローコスト住宅といっても「どのハウスメーカーを選ぶか」「どのように予算を配分するか」などによって住宅の仕様は大きく変わります。

特にハウスメーカー選びは住宅の良し悪しを決める重要なポイントとなるため、しっかりと情報を集めたうえで契約を決めることが大切です。

知名度や価格のみを見て安易に決定せず、できるだけ多くのハウスメーカーを比較して自分に合った会社を見つけましょう。

ハウスメーカーを比較するときは、カタログだけで判断せず気になる会社があれば実際にモデルルームに足を運ぶことが大切です。

近くに窓口がない人や、なかなか足を運ぶ時間が取れないという人は、自分の予算に合わせたカタログを複数取り寄せてどの業者を選ぶのか十分に比較しましょう。

LIFULL HOME'Sのローコスト住宅特集

LIFULL HOME'Sローコスト


できるだけ安く満足する家を建てるためには、ローコスト住宅が得意な業者を徹底的に比較する必要があります。

ポータルサイトのLIFULL HOME'Sを使えば、大手ハウスメーカーから地元工務店まで、気になる業者のカタログを無料で取り寄せられます。

全国47都道府県、市区町村別で請求できるので、建設予定地でローコスト住宅を建てられる業者が効率よく見つかります。

業者ごとに価格や特徴が違うので、気になるところを見比べて、自分に合うところを探しましょう。

公式サイトはこちら