注文住宅で人気の間取りのひとつが、「吹き抜けのある家」です。
リビングや玄関が2階までつながることで、開放感のあるおしゃれな空間が実現できると注目されています。
し
かし一方で、「吹き抜けは後悔する」「冷暖房が効かない」「音が響く」といった口コミも多く、実際に採用すべきか悩む人も少なくありません。
本記事では、吹き抜けのメリット・デメリットや後悔しないための設計の工夫を、注文住宅の実例を交えてわかりやすく解説します。
吹き抜けのある家とは?採用が増えている理由
吹き抜けとは、1階と2階を天井で仕切らずに一体化させた空間設計のことです。
主にリビングや玄関で採用されることが多く、住宅展示場などでも目を引く存在になっています。
注文住宅では「家の中に広がりを感じたい」「自然光をもっと取り入れたい」という要望に応える形で、吹き抜けの間取りが注目されているのです。
住宅性能が年々向上していることもあり、断熱・気密を確保しながら吹き抜けをつくれる工務店・ハウスメーカーも増えてきました。
吹き抜けのメリット
開放感があり、空間が広く見える
吹き抜けの最大の魅力は、圧倒的な開放感です。
天井が高くなることで、同じ床面積でも実際より広く感じられるため、コンパクトな住宅でも「ゆとりある暮らし」を演出できます。
自然光が届きやすく明るい空間に
吹き抜けにすることで、2階からの自然光を1階まで取り込めるようになります。
特に日当たりが限られる敷地では、採光計画の面でも吹き抜けは有効です。
おしゃれでデザイン性の高い印象に
住宅展示場やSNSでも人気の高い吹き抜けは、デザイン性・インパクトのある空間として高評価。
「家に入った瞬間に感動がある」と感じる来客者も多く、満足度の高い設計として採用する方が増えています。
吹き抜けのデメリット・後悔ポイント
冷暖房効率が悪くなりやすい
吹き抜けは空間が縦に広がるため、暖かい空気が上に逃げやすく、冬場は暖房の効きが悪いと感じるケースがあります。
また、冷房も2階に逃げる構造になりやすいため、エアコンの効率が落ちてしまうといった声も。
光熱費の増加につながる可能性もあり、設計段階での工夫が必要です。
音やにおいが2階に伝わる
吹き抜けは上下階がつながっているため、生活音や話し声、料理のにおいが2階に届きやすくなるというデメリットもあります。
「子どもが寝ている部屋に音が響く」「テレビの音が階上まで聞こえる」といった悩みは、意外と多く見受けられます。
掃除やメンテナンスが大変
吹き抜けには高い位置にある窓や照明器具がつきものですが、日常の掃除や電球交換が難しくなる点も注意が必要です。
長い脚立や専門の業者に頼らないと対応できない場所もあるため、将来的なメンテナンス負担も考慮する必要があります。
後悔しない吹き抜け設計のコツ
断熱性・気密性の高い住宅にする
吹き抜けの冷暖房効率を改善するには、断熱性と気密性を高めることが重要です。
最近は、UA値・C値を重視した高性能住宅も増えており、空間の広さと快適性を両立することが可能です。
空調設備や間取りで工夫する
床暖房の設置や、シーリングファン・ファン付き照明を導入することで、空気の循環を促すことができます。
また、LDKと階段を直結させない・間仕切りで調整するなど、プラン次第で吹き抜けの弱点をカバーできます。
吹き抜けの広さ・配置を見直す
全面的な吹き抜けではなく、玄関のみ・一部リビングのみの吹き抜けなどにすることで、デザイン性と省エネのバランスを取ることができます。
また、高窓の配置を工夫することで採光を確保するなど、実績豊富なハウスメーカーに相談するのも有効です。
吹き抜けのある家の実例紹介(アキュラホーム)
たとえばアキュラホームでは、ワイド6m超の吹き抜け空間を持つ住宅を、高断熱・高気密・長期優良住宅仕様で実現しています。
「柱が少ない×自由設計」だからこそ、光と開放感に満ちた空間づくりに強く、人気シリーズの「剛木造FREE」では、多彩なプラン例が用意されています。
まとめ|吹き抜けを取り入れるなら「設計力」がカギ
- 吹き抜けはおしゃれ・開放感・採光性の面で非常に魅力的
- 一方で冷暖房効率・音・掃除面で後悔する声も少なくない
- 設計の工夫や施工会社の選び方によって、メリットを最大化しつつデメリットを最小限に抑えることが可能
「家づくりに吹き抜けを取り入れたいけれど、本当に大丈夫?」と悩んでいる方は、まずはカタログを取り寄せて比較検討してみるのがおすすめです。
特にアキュラホームは、自由度の高いプラン提案×高性能住宅で後悔の少ない吹き抜けの実例が豊富です。下記の特集ページも合わせてご覧ください。